APR/2016
花粉症逃避行の第3弾は香港です。
ANA マイルの有効期限が迫ってきたものがあるので、特典航空券でとりました。
ANA の SFC 会員でもあるのですが、KIX ベースの人間にとって ANA は使いづらい航空会社です。
直行便は充実していないし、機材も東京発着便に比べてかなり見劣りがします。
スターアライアンスという括りでも、あまり積極的に搭乗したいと思える便がないのです。
タイによく行くのだったらタイ航空があるじゃないかと言われたりするのですが、タイ航空のチケットは高値安定しています。
そのうえタイ航空の格安エコノミーのマイル加算は、他社会員の場合0なんてチケットが往々ですから、なかなか選ぼうという気持ちになれないのです。
それなのになぜ SFC を持ってるかといえば、たまにしか搭乗しないスターアライアンス便のときでも、ある程度の快適さを求めたいというマイラーによくありがちな思考からです。
ばかげていることは承知していますが、趣味とはそういうものだと思っています。
直行便ですんなり行けばいいものを、いやこの経路で行ってもそんなに時間は変わらないだとか、こちらのほうがチケットが安いのにマイル加算が多いだとか。
いろいろと合理的に見えそうな理屈を嬉しそうに話しますが、それは趣味だから仕方ないのです。
ANA マイラーの方には当たり前すぎることだと思いますが、4月はLシーズンとなり特典航空券を発券するのに必要なマイル数は通常よりも少なくてすみます。
香港(アジア1)まで往復ビジネスで35,000マイルです。
しかし予定している日程で検索をかけると、往路は空席があるものの、復路が空席待ちと表示されました。
そこで、復路をエコノミーにすると空席があったので、今回は往路ビジネス、復路エコノミーで特典航空券を発券しました。
そうすると必要マイルは、26,000マイルとなりました。
チェックインカウンターでボーディングパスとファストレーン利用券をいただきます。関空のセキュリティチェックは、そんなに無茶苦茶混み合うことは少ないのですが、もらって悪い気はしません。
ANA ラウンジに入ります。
SFC でありながら、実はこの関空 ANA ラウンジへ入るのは初めてです。
ステータスを取得した後、どれだけ放置したままなのかをわかってもらえることと思います。
入ってすぐ目についたのが、この日本酒サーバー。
このあたりは日本の航空会社として、日本の食文化を発信しながらその独自性をアピールできていて、いいんじゃないかなと思います。
朝早くに家を出ておなかがすいていましたので、朝カレーにします。
ごはんなしのルウだけです。
普段、朝ごはんはヨーグルトとジュースだけなので、これでも重めの朝食です。
ただカレーにグレープフルーツジュースは合わなかったです。
飛行機に関するブログを見てると、このミリオンマイラーに憧れている人もいるようですが、ANA 派ではないので僕にはまったく興味ありません。
新聞などを読みながら、時間をつぶして搭乗ゲートに向かいます。
スターアライアンス塗装の搭乗機。
さて、機内はどんなもんでしょう。
さまざまなところで酷評されているシートです。
ほんと古めかしくて時代を感じるシートです。
何よりも USB 充電がないなんて、今どきありえないと思うのですが。
ウェルカムはシャンパンをいただきます。
なんかこのあられって書いてあるのが、どうもそぐわない気がします。
Charles Collin Brutという銘柄。
料理は和食か洋食です。
普段は乗らない日系なので和食を選ぼうかと思いましたが、今まで機内食でおいしいと思った和食はないので、洋食を選択することにしました。
なんだかんだいって一番食べてるのが和食ですから、求める基準が自然と厳しくなってしまうのかなと思っています。
魚介類のブイヤベース仕立ては、ワインを飲みながら少しずつつまむのによかったです。
ただワインは赤白各一種類でした。
香港線という短距離なのでかもしれませんが、これってちょっと寂しいというかつまらない。
日本酒もありましたが、もう飲むのは控えました。
この ANA の KIX-HKG ビジネス、いくらするのかなと思って調べてみると約15万円ほどするようです。
こんなシートでよくそんな強気な料金を設定できるもんだと思いました。