NOV/2016
先月、福井の新しい駅ビルが楽しかったものですから、大津にも新しい駅ビルができたと聞いて、ぶらりと出かけてみました。
大津の町というのは、県庁所在地でありながら華やかさや賑わいを感じられない町だと思います。
そして町の玄関であるJR大津駅も、昭和感の漂う実に野暮ったい駅です。
でも実はそんなのが大好きなのです。
どんな駅ビルができたのか見てみたいと思います。
駅の改札口を出て左側に新しい駅ビル「VIEERA大津」があります。
観光案内所があり、なかなか洒落た感じです。
ちなみに観光案内所の名前は OTSURY というらしいです。
観光案内のスタッフの中に外国の方がいらして英語で対応されてました。
いいですね。海外で英語対応してない観光案内なんてありえませんから。
日本は地勢的に、中国や韓国の方が多いとは思いますが、やはりまずは英語だと思うのです。
いかにも日本らしい駄洒落のきいたクーポン券ですけど、カードタイプで洒落たデザインです。
駅ビルにはいくつか飲食店がある中、近江牛レストラン「岡喜」がありました。
滋賀ではなかなかの有名店で、三井アウトレットパーク内にもお店があっていつも並んでいて入れないイメージ。
時間はまだ11時30分前でしたので席に余裕がありましたが、外でメニューを見ていると、どんどんお客さんが吸い寄せられていきます。
蕎麦屋にしようかどうしようかを悩んでいましたが、その逡巡が致命傷になりかねないようでしたので、物は試しに「岡喜」に入ってみることにしました。
「OKAKIプレミアムハンブルク」というハンバーグにしました。
「お肉屋さんのハンバーグ」なんてふれこみはよくありがちですが、やはりおいしそうに思えます。
でも、まったくもって残念な味でした。
なみなみワインというすじきりいっぱいまで注いでくれるグラスワインもオーダーしましたが、こちらもまったく残念な味です。
もうこれ以上のコメントは差し控えさせていただきます。もちろん個人の100%主観ですからね。お許しくださいませ。
この新しい駅ビルにはレストラン&カプセルホテル「THE CALENDER」なんてものもあり、個人的にはそこのレストランが気になりました。
せっかくなので、まちを散策することにしました。
途中、魅力的なお店を見つけましたが、残念ながら日曜日は定休日とのことです。
京阪浜大津駅です。
路面電車が好きなのですが、もう少し洒落たものか、いっそ昭和感ぷんぷん漂うものにできないものかと思います。
浜大津港。
観光客船「ミシガン」です。
観光客だけしか利用しないもの(生活者には必要ないもの)には興味がありません。
古びた商店街を歩いてみます。
造り酒屋もありました。
この純米吟醸を買って帰ることにしました。
大津は東海道五十三次のうち、江戸から53番目の宿場町でしたから、旧東海道沿いに古い街なみが残っています。
悲劇のロシア皇帝ニコライ2世は、このあたりで切りつけられたようです。
大津はもちろん港町。琵琶湖がありますから川魚屋が多いです。
しじみの佃煮(150円)を買って、先ほどの日本酒のアテにしたいと思います。