週末ごとの旅行者

週末+1か+2でアジアへ。Skyteamメンバーのチャイナエアラインで上級会員を目指します。

新潟村上:鮭の町

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OCT/2017

 

村上駅から町の中心までは歩いてだと少し距離があるようなので、レンタサイクルで町をまわろうと思っていました。

えちごワンデーパスを持っていると、駅のレンタサイクルが無料になるとのことでしたので、駅の窓口に行ってみました。

しかし、全部出払ってしまったそうです。

げっ!

出遅れてしまったようです。

仕方ない。歩いていくことにしましょう。
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レトロなたたずまいの村上駅。

その村上駅前からまっすぐに延びている道をてくてくと歩いていきました。

歩くこと約20分。

古い町家が残る界隈に到着しました。

鮭だけでなく鮎も獲れるようです。
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こちらが塩引き鮭で有名な「きっかわ」です。

町家造りのお店では、幾種類もの鮭を使った商品が販売されています。

店の奥では、塩引き鮭が吊るされている様子を見せてもらうことができます。

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これがずっと見てみたかったのでした。

壮観です。
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千匹もの鮭が吊るされているとのこと。

こちらの鮭は河口近くの海で獲れたもので、すべてオスらしいです。

天然の粗塩だけをして、時間をかけて乾燥をさせて発酵と熟成を進めていくそうです。
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以前、ピレネー山脈の麓の町で生ハムを作っている写真を見たことがあります。

たくさんの豚の脚が同じように天井から吊るされていました。

塩漬けにした豚の脚を天井から吊るして、山からの風で乾燥させて熟成させるのだそうです。

同じですね。

豚と鮭、スペインと日本、素材と場所は違えど基本的な作り方と目的は同じでしょう。

その土地にある素材を使って、いかに人が生きていくための保存食を作るか。

またこちらの「きっかわ」は、天然の麹を使った甘酒も有名だそう。
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いずれの商品も、化学調味料や添加物などを使用しないことにこだわっているようです。 

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村上の千年鮭 きっかわ – 鮭を慈しむこと、千年。 鮭を共すること、千年。

 

ほかにも村上の町を歩いてみました。

村上の町は、城下町としても栄えた町。

歴史を感じることのできる古い町家などが多く残っています。

そんな風情を楽しみつつ、まち歩きをしました。
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そして三面川へ。

この川が村上の鮭の故郷。

なんてことない普通の川に見えますけど、この川の恵みでこの地の人々は暮らしてきたのでしょう。
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