SEP/2016
まだまだ CI の DFP で修業中の身ではありますが、CX マルコポーロクラブ会員資格を予定どおり1年間休止することにしました。
何度か触れていますが、2016年4月からルール変更があり、今までのような CX の利用方法だと GOLD 資格の維持が難しくなったためです。
改正前はエコノミーでも東南アジアを10往復で GOLD になれたのに、今後は15往復必要になります。
これは厳しい...
またマルコポーロ GOLD の大きなメリットだった、格安エコノミークラス(Vクラス)の3日前までの座席保証という特典もなくなってしまいました。
この座席保証は、出発3日前までならばたとえエコノミーが満席であったとしても、安いVクラスで確実に座席を押さえられるという超絶便利な特典だったのです。
だから、急に思いたって週末旅行に出かけたいと思った場合、出発日の3日前に CX に電話をすれば、いつでも最安値エコノミーの座席が保証されたわけです。
このエコノミークラスの座席保証特典は、新しいルールにもあることはあるのですが、以前のように安いVクラスではなく、Yクラスという全然安くないエコノミーの座席保証になってしまいました。
そんな金額ならビジネスクラスに乗るよ、というようなエコノミーチケットです。
その他、ルールの改訂ではありませんが、香港空港の第3滑走路工事費用を香港空港の利用者から徴収されることになりました。(2016年8月1日から)
もちろんトランジットでの利用者も徴収されることになります。往復だと×2ですから塵も積もれば...になります。
このようなことから GOLD 資格を続ける積極的な意義、香港空港を経由する意義を見出せなくなってしまいました。
会員資格についていえば、僕はほぼカード年会費だけ払っている JGC 会員でもあるので、何も頑張らなくても、その JGC 資格でワンワールドサファイアなのですから、マルコポーロ GOLD とほぼ同じ扱いになります。
CX のエコとはいえ10往復して得られる資格よりも、カード年会費1万円ちょっと払って維持している資格のほうが値打ちがあるのです。
ばかばかしいです。
マルコポーロクラブを1年間休会することにしました。
この1年間の休止の間、なんらかの是正措置が入ることを期待することにします。
i.e.単純にクラブポイントの是正、飴を与えないと CX 離れがおきそうな地域会員(日本を期待しています)への掛け率の優遇など...
この休会制度を CX のウェブサイトでは、どのように説明されているのでしょうか?
最長1年間まで会員資格が休止できるとあります。
その間、マルコポーロクラブの特典利用とクラブポイント獲得はできないとなっています。
まあ当然でしょうね。
ただ、アジア・マイルの利用には影響しないとあります。
これは CX マルコポーロクラブ以外の方には理解しにくいことかと思いますので、少し解説をさせていただきます。
通常のマイレージ会員制度は、会員資格獲得活動とマイル獲得活動が一体化したメンバーシップ制度になっています。
しかしながら CX はそれが区分されているのです。
公式ウェブサイトからのもので説明に替えさせていただきます。
・アジア・マイル会員...単にマイルの獲得とその獲得したマイルを特典航空券をはじめとした各種特典への交換ができる
・マルコポーロクラブ会員...搭乗実績に応じて会員種別が決定され、その会員種別に応じて搭乗時や空港で特典を受けることができる。
i.e.ラウンジ、超過手荷物、優先搭乗、優先チェックイン...
アジア・マイルは誰でも無料で会員になれますが、マルコポーロクラブは一応入会金を払って入会するシステムとなっています。
そのためアジア・マイル会員であることは、=マルコポーロクラブ会員とはなりません。
CX(もちろんワンワールド加盟各社も)での搭乗実績に応じた会員として遇してほしい場合には、別途マルコポーロクラブに入会しなければならないのです。
そして、マルコポーロクラブ会員は必ずアジア・マイル会員となり、マイル獲得とその特典利用も当然にできることになります。
このようなそれぞれ独立したメンバーシップ制度となっているからなのか、マルコポーロクラブを休会したとしても、今までにためたアジア・マイルの特典利用は制限されないし、マイル加算もできるということがわかりました。
9月に入ってから香港のマルコポーロクラブに電話をして、1年間の休会をリクエストしました。
休会リクエスト後、しばらくして年度更新による新しい会員証やバゲージタグなどが送られてきました。
休会リクエストと入れ違いになったようです。
小冊子も入っていました。
メンバーシップキットは、会員証とバゲージタグです。
新しいデザインとなり、より洗練されたデザインになりました。
今、上級会員を目指している CI はこれに比べると野暮ったいです。
やっぱり一番愛着がわくのは CX なんだなあとあらためて思いました。