SEP/2016
タイ料理と聞いて思い浮かぶものはなんでしょうか?
トムヤムクン、タイカレー、カオマンガイ、パッタイ...
もちろん他にもたくさんありますが、日本人が想い浮かべるものの代表的なものはこのあたりだと思います。
ただ現地のタイ人にとっておそらく一番欠かせないと思っているものはソムタムじゃないかと思うのです。
青パパイヤのサラダですね。
このように天秤棒を担いで商売をしている姿をサムイ島でも見かけました。
ソムタム売りのおばさんは、注文を受けると材料を取り出して中に何を入れるのか、辛さはどうするのか、など客のリクエストを聞きながら作ってくれます。
客はソムタムができあがるのを待ってる間に、串焼きなどのサイドディッシュを欲しい分だけとって火に炙ります。
いつまでもタイの日常の姿として、残ってほしいなあと思ってみています。
タイは南国ですから、フルーツもたくさんの種類があります。
日本人に一番人気のフルーツは、たぶんこれマンゴーでしょう。
ではこれも現地のタイ人にとってならばどうか。
ダントツこれです。
ドリアンです。断トツの一番人気で他の追随を許しません。
これはタイだけではありません。ベトナムでもそうです。
どこがおいしいかわからないという日本人も多いと思いますが、彼らにしてみればそんなことをいう日本人のほうがさっぱりわからないに違いありません。
マンゴーなんてありふれた取るに足らないフルーツを有難がり、断トツの存在であるドリアンを臭いといって食べないなんて。
タイの国民的人気を誇るアイスクリームショップ"Swensen’s"では、堂々とドリアンアイスが販売されておりこちらも大人気です。
僕も最初は苦手意識を持っていたのですが「いや日本人のほうがやはりおかしいのではないか?」と考えて食べていくうちに、あるとき突然そのおいしさに目覚めて今では大好きになりました。
ビールなんかと同じだと思うのです。ビールのおいしさがわからないうちは、その苦さがイヤだと思いますが、今では苦くないビールなんてほしくありません。
ちなみに知り合いのタイ人によると、タイ人の好きなフルーツランキングは次のとおりだそうです。(本当かどうかは知りません)
1位:ドリアン
2位:ランブータン
3位:マンゴスチン
4位:マンゴー
マンゴーなんて4位です。タイ人にとっては、ありふれてるから特別感がないそうです。
恐らく、日本人にとっての柿やリンゴのようなポジションだと思うのです。
今ではマンゴーを見て喜んでいる日本人を冷ややかに見ています。
子どもか。
ここサムイ島はドリアンの有名な産地だそうで、バンコクへも送られているらしいです。
そんなことを聞いて食べないわけにはいきません。
ただこのドリアン、ホテルやレストランなどは持ち込み禁止となっているので、食べる場所に困るのが難点です。
近所の果物屋でドリアンとともにマンゴスチンを買ってきてビーチで楽しみました。