APR/2017
バンコクでの交通手段について、新たなものを試してみました。
1.エアポートレールリンク(ARL)の IC カード
エアポートレールリンク(ARL)の IC カードが発売され、購入できるようになったと聞いていたので、以前からほしいなあと思っていました。
ただスワンナプームからの交通手段について、ARL を利用することは少ないので、なかなかチャンスに恵まれませんでした。
あまり利用しないのだったら、その都度チケットを購入すればいいのでは?と思われるかもしれませんが、コインが必要となること、券売機に列ができているときは並ばないといけないこと、この2つが徹底的に嫌いです。
ARL はだいたい15分間隔で運行されているので、切符の購入にもたついて目の前で電車を逃してしまったときの喪失感が大きいです。
窓口で「IC カードはありますか?」と尋ねたところ、「何日間滞在しますか?」と質問されました。
「3日間です」と答えると、なぜか売ってくれません。
どうも一見さんには売らないようです。
もう少し踏み込んで話をすると、BTS や MRT では使えないからと答えてくれました。
BTS と MRT の IC カードは既に持ってることを伝え、タイ語で มาบ่อยๆ (しょっちゅう来る)と話
カードの値段は230Baht、うちデポジットが60Bahtで利用
ARL しか使えないから、1回ぽっきりの旅行者には元
こちらは Frequent Visitor ですから、便利なほうがいいです。
ただ交通機関ごとに IC カードを使い分ける必要なんてないと思いますので、早く IC カードを1枚に統合してもらいたいものです。(2017年04月現在)
2.GRAB
日本では Uber のような配車アプリを利用してる人はまだわずかですが、東南アジアでは生活の中にかなり浸透しています。
日本人の中でも海外旅行によく行く人たちは、よく Uber を利用しているという方も多いようです。
でも Grab は、まだまだ日本人に浸透していないのではないでしょうか?
Grab も Uber と同様の配車アプリです。
でも違いがいくつかあります。大きな違いと感じるものをまとめてみました。
(1)ドライバー
Uber...普通の人、Grab...現地のプロタクシードライバー(+普通の人)
Uber は空き時間などを利用して自家用車を使って送迎を行う一般ドライバーと利用者を結びつけるものであるのに対して、Grab は現地のタクシーと利用者を結びつけるものとしてスタートしました。
ただ Grab Car という Uber と同様のサービスを開始しましたので、そちらは Uber と同じく一般ドライバーが自家用車を使っての送迎になります。
そのほかにも高級車を使用するものがあるなど、サービスが多様化してきていますが、正確さを求めるとかえってややこしくなるので、Grab については、GrabTaxi(プロドライバーによる TAXI 配車サービス) と Grab Car(一般ドライバーによる配車サービス) に区別していきます。
では、Grab Taxi のドライバーがプロタクシードライバーであるならば、今までの TAXI と Grab Taxi は何が違うのでしょうか?
今までの TAXI 利用時にはありがちだった、ミスマッチや不安を解消するためとされています。
利用したいときになかなか TAXI が見つからない、料金がどれぐらいになるのか見当がつかない、など。
GPS を利用して、利用者は近くに空車があるのか、ドライバー側はどこに TAXI を必要とする人がいるのかがわかります。それにより、効率的な配車をすることができるのです。
また乗車前に乗車位置と目的地を入力することにより事前に料金が表示されますので、ボラれた、なんてことがなくなります。
(2)利用料
Uber...独自の料金システム
Grab Taxi...その TAXI のメーター料金+25バーツ(配車手数料)
(3)事前の配車予約
Uber...不可
Grab...可能
Uber だと事前の配車予約ができません。
Grab は利用したい日時が決まっているならば、その時間に迎えに来てもらうよう事前に予約することができます。
いざ出発しようとしたときに「全然ない!」なんてことが起こらなくなります。
(4)ドライバーからの連絡
Uber...ドライバーから連絡があるのはまれ。
Grab...予約成立時に電話連絡があることが多々。
Grab のドライバーは居場所の確認のため、基本電話がかかってくるようです。
それが英語はダメで現地語のみなんてことも多いようなので、伝えるのに苦労するかもしれません。
GPS を見て勝手に来てくれればいいのに、と思うのですけど...
それぞれ一長一短あるものの、従来の TAXI を利用するよりもはるかに便利で快適です。
東南アジアを旅行するときには、いまや欠かせないものだと思っています。