OCT/2017
晩ごはんをとるため、友人と19時30分にロビーで待ち合わせをして出かけることにしました。
出かける前に、ホテルのコンシェルジュの方にお店を教えていただくことにします。
こちらの希望をとりとめもなくお伝えしたところ、「それならば古町界隈へ行かれてはいかがですか?」と提案いただきました。
古町通りや鍋茶屋という料亭のある鍋茶屋通りあたりには、大人な雰囲気の飲食店が多く立ち並んでいるそうです。
「お店も決めずに街歩きをしながら、気に入ったお店に入られては?」
ほぅ、なかなか面白そうですね。
ホテルからは、新潟のシンボル「万代橋」を渡っていきました。
「鍋茶屋通り」
なかなかいい雰囲気です。
歩きながら、3軒ばかり候補を絞りました。
その中から友人と相談の上、この「吟」というお店にすることにしました。
店構えは、小洒落た居酒屋という感じ。
お店の中に入ると、半分ぐらいの席が埋まっていました。
20時少し前だったのですが「あと1時間ぐらいでラストオーダーになりますがいいですか?」とのこと。
閉店時間、むちゃくちゃ早いなあと思いましたが、まあそんなに長居をすることもないでしょうから、了承してカウンター席に座りました。
「パーフェクト黒ラベル」
へー、こんな黒ラベルがあったんですね。
ただプレミアムビールではなく、3つのC(Creamy,Crear,Cold)にこだわったビールとのことです。
おいしく飲むために管理を徹底した生ビールということなんでしょう。
いいじゃないですか。これにしましょう。
「突き出し」
鶏と蓮根などの野菜とが一緒に揚げられています。
あっさりだけど、ほどよいボリュームもあり、突き出しといていい役割を果たしていると感じます。また蓮根の食感もいいです。
このぶんだと、あとの料理も期待できそうです。
「黒崎さかな(肴)豆」
おいしい枝豆です。
畑の滋味をも感じることのできる豆。
ビールの相手として文句のつけようがありません。
「自家製ぬかいわし」
これまた堪らない一品。
ぬかの味わいと塩加減が絶妙です。
これは清酒にしないといけません。
こちらのお店は変わっています。
どんなお酒があるか尋ねたところ、新潟のお酒は3種類しか置いていないそうです。
燗酒を楽しんでもらいたいということらしく、そうすると新潟のお酒は不向きなものが多いからということらしいです。
それならばと選んだのがこちらです。
「島根:玉櫻」
けっこう酸が主張するお酒です。
それが燗酒にすることにより、やわらかみと香りが増すように感じます。
なるほど、いい勉強をさせていただきました。
「真イカのガーリックバター炒め」
こちらは少し平凡だったかな。
「せせり炙り焼き」
定番ですね。
アテには間違いないところです。
「五泉里芋の揚げ出し」
少し酔いがまわってきました。
揚げ出しでよりも、煮物でいただきたかったかも。
「銀杏ひすい揚げ」
お酒を楽しみたいがためだけに注文した一品。
彩りも美しいです。
「もりそば」
これも旨いなあ。
ちょっとした蕎麦屋よりも断然美味しいです。
〆にして大正解。
素材の良さを感じられる料理とそれを引き立てる美味しいお酒が揃っているお店でした。
ここ新潟でも、いいお店に出会うことができました。