OCT/2017
1.田子坊
狭い路地にアート、ショッピング、レストランなどが密集する人気のエリア。
実は今まで一度も行ったことがなかったので、散歩がてらに出かけてみました。
Metro 9 号線に乗り、打浦橋駅で下車。
駅の北側に田子坊のエリアが広がっています。
細くて狭い路地が入り組んで迷路のように広がり、そこに多くの商店やレストランが立ち並んでいます。
古い住宅街をリノベーションした場所らしいので、落ち着いたいい雰囲気を醸し出しています。
こちらはチベット料理のレストラン。
日本人からすればたいへん物珍しいです。
興味もありましたが、外から眺めるだけでした。
雑貨屋などが多い路地、Bar や Restaurant が多い路地など、路地によって性格が異なったりするようです。
迷路のような路地を迷いながら歩くのは楽しいですけど、ちょっと観光地っぽいというか、子供っぽいお店が多くて、大人には少し物足りない場所に感じました。
2.上海外灘
上海には何度か来てますが、この外灘へ夜に来たことがありませんでした。
田子坊から Metro を乗り継ぎ、大世界駅から時間をかけて歩いてみました。
まずは、黄浦江の川沿いのデッキからガイドブックなどでおなじみの夜景を鑑賞。
黄浦江の対岸には、「東方明珠塔」や「上海環球金融中心」などの陸家嘴の高層ビル群の灯りがきらめいています。
対岸「陸家嘴」は近代的な建築による夜景であるのに対して、こちら「外灘」は歴史的建造物群のライトアップによる夜景。
どちらもたいへん美しいですけど、個人的には外灘のほうが好みです。
かつて魔都と呼ばれた上海の街。
いまなお妖艶で魅惑的な美しさを纏っているように思います
あらゆるモダンなものが溢れていたといわれるかつての上海租界。
そんな歴史を持つ外灘を歩いていると、当時の華やかな雰囲気とともに、どこか猥雑で退廃的な雰囲気までも感じさせてくれる気がします。
「Waldorf Astoria Shanghai on the Bund」
歴史的な建築物が立ち並ぶ中に、HILTON の最上級ブランドである Waldorf Astria の冠をつけたホテルがあります。
中に入ってみることにしました。
思わず息をのむ美しさ。
重厚さと気品を漂わせる空間は素晴らしいというほかありません。
かつて、上海総会(外灘2号)という社交場だった歴史的な建物だそうです。
「Grand Brasserie」
「Long Bar」
34mのバーカウンターが象徴的なバー。
こちらで1杯ひっかけることにしました。
かつてオイスターバーだったそうで、その名残りから今でもオイスターを楽しむことができます。
かなりいい値段がしますけどね。
バーの中はさすが素晴らしい雰囲気。
年季の入ったバーキャビネット。
「ERDINGER WEISSBIER」
ビールを1杯だけ。
上海の歴史に思いを馳せながら、たいへん優雅な時間を過ごすことのできる素敵な場所でした。
宿泊していなくてもこの雰囲気だけを味わいに来るのも悪くありません。