DEC/2017
ここ2年ほど Saigon で過ごすクリスマスがお気に入りでした。
また今年も行こうと思っていたのですが、ふとHanoi のクリスマスの雰囲気はどうだろうと気になりました。
Saigon へはよく訪れていますが、まだ Hanoi の街は一度も訪れたことがありません。
そう思ってから、Hanoi までのチケットを購入するまで時間はかかりませんでした。
KIX のクリスマス仕様のイルミネーション。
寒々しいクリスマスには興味はありません。
CI チェックインカウンターでは、HAN までのボーディングパスとともに Fast Lane のチケットをいただきました。
以前はいただけなかったと思いますので、ありがたい変更です。
おかけで混み合っている南側保安検査をサクッとくぐりぬけて制限エリアへ。
サクララウンジへと向かいます。
おなかが空いていたので、クラムチャウダーとムサカをいただきました。
ムサカは、チーズとトマトソースがベースとなっていて、なかなかの食べ応え。
このあと機内食があるというのに、少し食べ過ぎな感じです。
「Aircraft/B77W」
いつもの A333 ではありませんでした。
Next Gen のビジネスクラス。
東洋の美意識を取り入れたデザインはたいへん優れていると感じます。
座席の配列は、1-2-1となっています。
シートもフルフラットになりますから、快適に過ごすことができます。
Crew が挨拶に来られて、本日の TPE までの飛行時間は02時間40分だと伝えてくれました。
「Welcome Drink/Orange Juice」
アルコールの提供は、離陸後にとのでした。
A 滑走路を北に離陸しましたので、大阪湾を北上してから左に旋回をして TPE に向かいます。
神戸の夜景が眼下に見えます。
「White Wine/Giesen Sauvignon Blanc 2015,Marlborough(NZ)」
「Red Wine/Château des Combes,Bordeaux(FR)」
CI のワインリストは、以前となんら変わりません。
どれぐらいの頻度で変更がされるのか、少し謎です。
機内食は和食を選択してみました。
「前菜取り合わせ/帆立とめかぶの数の子和え、海老煮、鶏肉の照り焼き、厚焼き玉子」
「小鉢/鴨肉ときのこの土佐酢和え」
「煮物/季節の野菜煮物」
前菜、小鉢、煮物、いずれもスーパーの惣菜コーナーのものと同じレベルです。
決しておいしいものではありません。
「台の物/カラスガレイ利休焼き」
今まで食べたことのある利休焼きとは別物です。
でもまあ悪くはありません。
「ご飯」
仏さんのご飯のような盛り方。ふっくらとは程遠い食感でした。
「味噌汁」
インスタントです。
日本発便でしたけれども、まったくダメダメですね。
ワインをもう少し飲みたかったので、パンをお願いしました。
「Dessert/Seasonal Fresh Fruits」
せっかくの新しくてキレイな画面ですから、映画を楽しみました。
「DUNKIRK(ダンケルク)」
1940年という第二次世界大戦初期におけるイギリスとフランス連合軍の救出劇です。
フランス・ダンケルクに取り残された40万人もの連合軍将兵。
英首相チャーチルは、今後の戦争継続のためには海軍力の保持を優先して、その約1割強である45,000人を救出できればいいと考えます。
しかし、ここから通常ではありえない救出作戦が行われるのです。
素晴らしいと思いました。
こうした合理性こそが彼らの素晴らしいところだと思うのです。
大事なのは目的の達成。
そのためには形はどうであれ、そのとき最適かつ効率的な手段を選択する。
そして軍人といえど人命を優先する。
そう、補給線を考えなかったりだとか、玉砕なんてバカげたことは絶対にしないのです。
ただ、映画のつくりはちょっと凝りすぎではないでしょうか。
陸海空と時系列が輻輳しすぎて、今どこを描いているのか見失うことがしばしばです。
見えない敵が迫り来る怖さもイマイチ伝わりません。
良かった点は、Spitfire と Messerschmitt のドッグファイトです。
ドーソン船長がロールスロイス製エンジンの音で、RAF(Royal Air Force)の Spitfire だと判別するところなんてシビレました。
映画を見終えてからは、シートをフルフラットにして休みました。
TPE には、定刻(21:20)どおり 21:18 に到着しました。
現地の天候は曇り、気温は21℃とのこと。
ターミナル内は、冷房が入っていて嬉しくなりました。