AUG/2018
夕食に出かけます。
旧市街のどこかで食べようと Tram に乗りました。
ようやく日が暮れてきましたが、これで20時頃。
僕はサマータイム導入賛成派です。
Tram の車内。
ヨーロッパは、Tram が上手に活用されていてとても素晴らしいと感じます。
日本だとノスタルジーを感じる前時代的な乗り物のような扱いのところが多い中、こちらは近代的な交通手段です。
車両も加速性能がよく、街中を高速で移動できます。
昼間も仰ぎ見たブラチスラヴァ城。
この時間帯のほうがしっとりとしていい感じです。
「Mass」
教会ではミサの最中のようでした。
「Bratislavsky Mestiansky pivovar」
そんな夕暮れの街をぶらぶら歩きながら、1軒のレストランに入ることにしました。
こちらでビールを醸造しており、できたてのビールを飲むことのできるレストランらしいです。
またスロバキアの郷土料理も食べられるそうです。
店内に入ってみましょう。
1人だというと、カウンターの席に案内されました。
「Bratislavský Ležiak 12 ° Lager beer」(2.30EUR)
まずはご自慢であろう自家醸造のビールをオーダー。
まあまあ普通においしいといったところでしょうか。
感動できるほどのビールって、ここに限らずなかなかないと思いますので。
カウンター越しには、きびきびと働いているスタッフの姿。
見ていて気持ちが良くなります。
そんなスタッフの手の空き具合をみて、話しかけてみます。
「ブラチスラヴァなんて、そんなに見るところないでしょ?」
そんな控えめなことをいいます。
「そんなことないよ。ここはここでとても魅力的だよ。手で掴めそうな大きさの街ってところがいいし、ビールも料理も安くておいしい。それになによりみんなフレンドリーじゃない」
実際、まだ少ししか見てまわっていませんが、結構この街を気に入っています。
「Zander Fillets with Garlic Butter(200g)」(13.90EUR)
メイン料理は魚にしました。
Zander(ツァンダー) という魚は大型の淡水魚で、スズキ系の魚だそうです。
あっさりとした白身の魚、いやはっきりいってまったく味気ない魚です。
ガーリックバターのソースでだましながら食べるという感じでしょうか。
海から遠いスロバキアです。
おいしい魚料理を望むほうが、どだい無理な話なのでしょう。
魚料理はちょっと高くつきましたが、ビールは安かったですね。
ホテルへ帰ろうと思って、やって来た Tram に飛び乗ったところ、旧市街のほうへと曲がっていきました。
あわてて次の駅で途中下車してみました。
「The Slovak National Theatre」
昼間よりも、ライトアップされた姿のほうがきれいです。
通りに面したレストランやカフェは、まだまだたくさんの人で賑わっています。
「The Old Bridge」
路面電車と人しか通行のできない橋「The Old Bridge」からの眺めです。
遠くにライトアップされたブラチスラヴァ城が見えていい雰囲気です。
橋の途中には椅子が置かれているので、そこで多くの人たちが景色を眺めながら語り合ったりしています。
短い夏です。どうぞごゆっくり。
夜はとても涼しくて気持ちがいいです。
ドナウ川沿いをホテルまでゆっくりと歩きました。
最後に1杯だけ…
Bratislava は、夜もたいへん素敵でした。