OCT/2018
宮島への団体旅行。
しかし、この日は台風接近による荒天のため、宮島へ渡る船が午前中に欠航になってしまいました。
まあ一度行ったことがありますから、行けなくても別にどうってことはありません。
駅前の「あなごめしうえの」にて、名物あなごめしを手に入れましょう。
「あなごめし弁当」
レトロな包み紙がこれまたいいですね。
旅情を感じさせます。
お弁当の包みを開けると、ご飯の上にはぎっしりと焼き穴子が敷き詰められています。
見た目からして食欲をそそられます。
どれ、いただくとしましょう。
うーん。
淡白さが身上の穴子ですけれども、ぎゅっと旨みが詰まっています。
穴子の骨からとられたという出汁とともに炊かれたご飯がこれまたいいです。
あなごめしを口に頬張ると、まず穴子の身の旨さが口の中に広がり、次にほんのりと出汁のきいたご飯の旨さが追い打ちをかけてきます。
絶妙なコンビネーション。
値段は少々張ります(レギュラー、1,944円)けれども、納得の味とボリュームでした。
広島電鉄でのんびりと広島市内まで戻ることになりました。
宮島口から広島市内への乗車賃は280円ととても安いです。
電車は右手に海を見ながら進みます。
台風の影響によりかなり時化ています。
「太田川放水路」
広電西広島駅を出るとすぐに太田川放水路を渡ります。
すると車窓の景色はずいぶん都会らしい町並みへと変化します。
広島電鉄宮島線は宮島口駅から広電西広島駅までの16.1kmとされています。
広電西広島駅からは市内線となりますけれども、乗り換えることなく広島駅まで直通でいくことができるようです。
広島市内に入ると専用軌道から路面を走行するようになります。
専用軌道のときは軽快に走っていましたが、路面を走るようになると信号での一時停車や駅での乗降により時間がかかるようになります。
このあたりが日本の路面電車のダメなところです。
特に駅での乗降が問題です。
いちいち降車時に車内で精算をしなければならないシステムをとっているために時間がかかります。
ヨーロッパのように信用乗車方式をとり、車両の扉を増やして自由に乗降できるようにすれば、スムーズな運行になり利便性もかなり向上すると思います。
いくつか問題はあるのでしょうけれども、ヨーロッパの多くの国々では採用されている方式です。
なんとかならないものでしょうか。
「原爆ドーム前」
この「原爆ドーム前」駅で降りることになりました。
広島城へは徒歩で向かいました。
「ぴーすくる」
トラムの走る街は自転車に理解があり、シェアサイクルなどの取り組みをしている街が多いと感じます。
広島市のシェアサイクルは「ぴーすくる」という名前だそうです。
「鯉城」
安芸藩の城下町であった広島の街。
広島城は別名鯉城とも呼ばれていたそうです。