SEP/2019
MH66 は第1ターミナルに到着。
乗継便である KE723 は第2ターミナルからの出発なので、第2ターミナルへ移動しなければなりません。
まだ第2ターミナルへの乗り継ぎをしたことがないので、事前に乗り継ぎ方法を調べておこうと思いながら、すっかり忘れていたことに気がつきました。
バスかな?いったん入国しなければならないとかだったりしたらやだなあ。
そんなことを考えながら歩いていると、こんなサインがありました。
メインターミナルからコンコースへは従来の Blue Line で。
そしてコンコースから第2ターミナルへは新しい Orange Line に乗り換えればいいようです。
コンコースで Orange Line に乗り換えるための改札があり、ボーディングパスをスキャンして通過します。
よく知られているとおりコンコースからはターミナル1には後戻りできない構造になっていますので注意が必要です。
どうもこういうところが ICN のダメなところというか不親切なところだと思います。
「Prestige Lounge」
無事に第2ターミナルへ到着して KE のラウンジへ向かいました。
新しいターミナルにあるラウンジなので、当然ラウンジも新しいです。
期待して入りましたが中はそう大したことありません。
それなりの広さはありますが、利用者も多いのであまり落ち着いた雰囲気ではありませんし、またバーがあるところはいいと思うもののの、ミールなどはとても平凡です。
ただ新しいだけで、あまりいいラウンジだとは思えませんでした。
オレンジジュースだけをいただいて搭乗を待ちました。
搭乗ゲートは238番。
最果てのゲートだったので、ラウンジからはかなり歩きました。
ただ第2ターミナルはできて間もない(2018年1月)ので、どこも新しくて歩いて見ているだけでも気持ちがいいですね。
「Aircraft/B738」
予約したときは B77W だったはずですが、日韓関係の悪化を受けて、機材が小型化されました。
復路(KIX→ICN)は B789 の予定なのですが、このぶんだと望むべくもありません。
今回のチケットは、ICN 発券の N クラスというエコノミーチケットです。
購入金額は213,600KRW(=19,958円)と、とても安かっただけでなく、キャンセルや変更などの制限も次のようにかなりゆるいものでした。
※1 払戻
出発91日以前の払い戻しの場合は無料、出発90日〜61日前の払戻の場合30,000KRW、出発60日〜15日前の払い戻しの場合70,000KRW、出発14日〜4日前の払戻の場合90,000KRW、出発3日前以内〜出発後の払い戻しの場合110,000KRWの払い戻し手数料が差し引かれます。
※2 変更
予約変更手数料がかかります(手数料50,000KRW)
えっ、これってむちゃくちゃ良くない?
最初、目を疑いました。
たかだか往復20,000円の格安チケットなのに、出発91日前ならばキャンセル料無料なのです。出発後であってもほぼ半額返金されます。
LCC に乗る必要ある?
加えて、KE はSkyTeam 加盟会社ですから、SkyTeam Elite Plus ならば、もちろん各種 SkyPriority の特典を受けられます。
まあ韓国へ頻繁に行く人にとってはこんなことは当たり前のことで、よく使われているチケットなのかもしれませんね。
ICN 発券のチケットを多用する場合なども、その都度日本発券のチケットを手配するのではなく、こうした韓国発券のチケットを回していくというのも有効な方法なのかもしれません。
閑話休題。
搭乗記に戻ります。
機内はもちろん単通路。
3-3のアブレストです。
「MorningCalm」
機内誌「MorningCalm」には慶尚南道宜寧郡のお菓子「manggae tteok」というものが紹介されていました。
tteok(떡)は、韓国語で餅。
でも、manggae って何でしょう?
調べてみると、manggae→korean berchemia→クマヤナギ?となりました。
どうやら小豆餡の餅をクマヤナギという葉っぱで包んだお菓子のようです。
記事によれば、manggae の葉には独特の香りと抗菌作用があるため、当地では古くから餅を包むのに用いられてきたそうです。
これを読んで、岐阜県本巣郡の郷土菓子「みょうがぼち(茗荷餅)」というものを思い出しました。
みょうがぼちは田植えの時期に食べられるそら豆の餡が入った餅で、初夏に採れる茗荷の葉っぱを巻き、そして蒸して作られます。
茗荷の葉も独特の香りがあり、また殺菌や腐敗防止に効果があるとされ、昔からおにぎりや団子を包むのに使われています。
一緒ですね。
やはり韓国の文化と日本の文化はどこか根っこの部分がつながっているのでしょう。
『Breakfast』
デニッシュとヨーグルト、そしてフルーツと、とても簡素でした。
「Beer/Asahi Super Dry」
朝食の時間帯でしたけれども、普通にビールをワゴンに積んでいましたのでいただくことにしました。
銘柄は、Budweiser、Cass、そして Asahi の3種類。
どれも好みじゃない...
消去法で Asahi を選びましたが、あいかわらずおいしくない。
薄くて平板。麦のうまみなどまったく感じられない貧相な味。
JAPAN'S No.1 BEER
こんなのが日本を代表するビールだなんて思われたくないんですけど。
ミールサービスが終わると機内販売がはじまりました。
しかし開始したのは鳥取上空。
ものの数分で着陸態勢となり、あっという間に機内販売は終了。
なんとも慌ただしい路線です。
関西空港 B 滑走路に、11:01 に着陸をして、11番ゲートに 11:12 に到着しました。
KIX 付近の天候は晴れ、気温は25℃。
ようやく暑さも和らいできた日本。
BKK→KIX なんて直行便ならばわずか6時間のところ、16時間もかけて帰ってきました。
我ながらバカですね。