OCT/2019
1.Khéma Pasteur
街を歩いているとおしゃれなレストランを見つけました。
なんか良さそう。
ちょうどお昼どきでしたので、入ってみることにしました。
「予約はありますか?」
中は満席だそうで、外の席ならば大丈夫とのことなので、外の2人掛けの席に案内されました。
隣の席からはフランス語が聞こえてきました。
お店もどこかフランスの香りがします(笑)
「Menu」
ほとんどの人はこの食べ放題ランチを選ぶそうです。
料金は11.9USD(税サ別)ですからとても安いです。
食べ放題ランチを選択すると、「中でご自由に料理をお取りください」とのことでしたので、さっそく店内に入ります。
店内を見渡すと、客層は欧米系外国人がほとんどといった感じ。
食べ放題の料理は、ブッフェスタイル+一部オーダースタイルとなっています。
ディスプレイも美しく、おいしそうな料理が並んでいます。
デザートまで食べ放題なんて、甘いもの好きにはたまらないのではないでしょうか。
・Quiches et Tourtes
・Pates et Terrines Maison
・Salads
パンもこうして持ってこられますので、がっつりいただきました。
2回目はちょっと品をかえて。
・Coldon Bleu Facon Chef
・Saucisse Lentilles
「Pan-fried fish with mash and meuniere sauce」
こちらはオーダーした白身魚。
こんなのもすべてコミコミなのでとてもお得です。
いつもはあまり食べないデザートまでいただいちゃいました。
最後はエスプレッソを。
きわめて満足度の高いランチでしたね。
なんといってもこれで11.9USDですからね。
ブラボー!です。
このレストランの WEB PAGE を見たところ、プノンペン市内にいくつかのお店があるようです。
プノンペンへまた来たときは必ず再訪しようと思いました。
2.SUMO LAUNDRY
ここプノンペンでもホテルの近くにあったローカルなランドリーを利用しました。
滞在していたコートヤードからは2ブロック、徒歩2-3分という近さです。
訪れた時間は朝の9時ごろ。
何人かの女性スタッフが働いていましたが、一様にまったく言葉が通じません。
そのため Google 翻訳を活用してやりとりをしていると、奥から1人の女性が現れました。
どうやらこの女性1人だけが英語での会話が可能なようです。
料金は3日分の洗濯物を持ち込んだところ、2USDでした。
もし自分の分だけ、別に洗濯をしてもらう場合には別途1USD必要とのことです。
とてもリーズナブルです。
急ぎならば夕方に仕上げることも可能なようです。
翌朝に取りにいくと、ちゃんときれいに仕上がっていました。
3.Street Food
夜になり、ホテルの近くをぶらぶら歩いていると、ひときわ活気のある場所がありました。
昼間は普通の通りだったのに、夜になるとこうしてストリートレストランとなるようです。
すべてのテーブルに人がいて、大いに賑わっています。
なんのお店だろうかと思って調理場を見ると、炭のグリルで肉を焼いてます。
どうやら豚肉のようです。
炭をどんどんくべて、強い火力で焼き上げていきます。
火に炙られた肉からは脂が落ちるたびに大きな炎が上がります。
これ絶対においしいに違いない。
「1人だけどいいかな?」
若いウェイトレスは全く言葉が通じず、少し英語を話すことのできる他のスタッフを連れてきてくれました。
他の客に相席するようにいってくれたのでしょう。
そうして席を用意してくれました。
まずはビールを注文。
一応メニュー(英語併記)があり、見てみると先ほどの豚肉のBBQだけでなく、牛肉のBBQもあり、そのほか各種炒めものもあります。
牛よりも豚のほうが間違いないはず。
豚バラ肉のBBQにしましょう。
ご飯は少なめにして注文しました。
待つこと10分少々。
焼き上がったばかり熱々のBBQがやってきました。
外はカリッと香ばしく焼かれ、余分な脂は落ちていてあっさりとした味わい。
旨い。
どうやら他のテーブルの様子を見ると、テーブルの上にあるレモンを絞って食べています。
どれどれ。
ほぅ、さっぱりした味となり、なかなかいいです。
こうして1人で楽しんでいると、隣の若者が話しかけてきました。
「どちらからですか?」
「日本からですよ」
その若者も1人で来ていたので、話し相手になってくれました。
このお店にはちょくちょく来るそうです。
話をしていると、タイ(ウボンラチャタニー)の大学に行っていたらしくタイ語もできるとのことだったので、お互いタイ語でも会話をしました。
「タイと比べてどう思う?」
彼からはそんな質問がよく出ました。
彼曰く、カンボジアとタイは言葉や文化がよく似ているらしいです。
タイの首都バンコクは BTS や MRT などの都市交通が整備され、高層ビルも立ち並んでいます。それとは対照的にここプノンペンはまだまだ社会資本が整備されているとは言いがたいです。
そんなことが影響しているのかもしれません。
どこかタイへの対抗意識のようなものが窺えます。
「まだ2日目でよくわからないけど、このプノンペンは魅力的な街だと思う。以前に行ったシェムリアップは面白くもなんともなかったけどね。やはり首都だよね。活気はあるし、いいレストランがあり料理もおいしい。タイ料理よりもカンボジア料理のほうが日本人の口に合うかもしれないね」
まったくのお世辞ではありません。
タイ料理は酸味や辛さなどが、ときに強すぎて一般的な日本人には合わないと感じるときもありますが、カンボジア料理にはそうしたところがないのです。また醤油がよく使われていたりするところなど、どこかホッとする味なのです。
「そう、カンボジア料理はタイ料理みたいに辛すぎずに優しい味なんだ」
目を細めながらそう語った彼はまた、日本のポン酢がとても好きだとも言ってくれました。
「ぜひ日本へ来て、本当の日本料理を食べてね」
アジアでいち早く先進国となった日本への憧れがあるという若者。
かつて坂の上の雲をめざした者たちのような清々しさを感じるとともに、どこか羨ましさを感じました。
カンボジアも、この若者も、いまはまだ豊かではなくても、きっと夢ある未来が待っていることを願いたいと思います。