OCT/2019
PVG での乗り継ぎはとても面倒です。
MU 利用などでスルーチェックインをしている場合を除くほかは、いったん中国に入国をして、そしてまた出国手続きをしなければなりません。
なんとも利用者不在の運用です。
また、PVG は航空管制により、飛行機の発着が制限されることも多いと聞きます。
HKG の案内板で、PVG 行きの便が軒並み 「Cancelled」という表示になっているのを何度も見たことがあります。
こんな空港、絶対に乗継に使ってはダメだと思っています。
しかし、今回は PVG 発券のビジネスチケットが安かったこと、それと PVG 乗継への興味本位から選んでみました。
上海への往復には接続の良さから上海航空を選びました。
何はともあれ、10:58 に第2ターミナルに到着して、中国入国手続後、第2ターミナルの非制限区域に出ることができたのは 11:50 でした。
ここまでで約1時間。ほんと疲れます…
第2ターミナルから第1ターミナルへは徒歩で移動。
第1ターミナルへ入るのにまた手荷物検査を行い、ここまで約10分。
第1ターミナル出発階には、12:00 に到着しました。
「チェックインカウンター」
D アイランドにある SkyPriority 用のチェックインカウンターを利用したところ、ガラガラでした。
これもステータスなしでエコノミーのチェックインカウンターに並ぶ場合、ときに1時間かかることも覚悟する必要があると思います。
これからまた出国審査と保安検査でどれぐらい待たされるだろうと怯えつつ向かうも意外や意外。
たった15分で完了しました。
前の便(KA876)で上海浦東国際空港第2ターミナルに到着してから、第1ターミナルの制限区域までトータル01時間17分で移動できました。
思いのほかスムーズでしたが、これはすべて出国手続きが順調だったからにほかなりません。
PVG での出国手続きは1時間はみておく必要があると思うのです。
あっけなく出国できたので、ずいぶん時間に余裕ができました。
これから搭乗する FM821 はサテライトから出発するようなので、とりあえずシャトルに乗って移動します。
「Satellite Terminal」
はじめてやってきたサテライトターミナル。
それもそのはず09月16日にオープンしたばかりです。
到着してびっくり。
まるでショッピングモールのような華やかさです。
「MU Lounge」
エスカレーターを上がったところにラウンジの案内板がありました。
チェックインカウンターで案内されたラウンジは右側のラウンジです。
左側のラウンジはファーストクラス用なのか、それとも自社上級会員用なのでしょうか。
公式 WEB PAGE を見てみてもよくわかりませんでした。
そんなふうに思っていたところ、Dangan Lucky さんが詳しい情報を紹介されていました。
ラウンジだけでなく、サテライトの様子も詳しくご紹介されています。
では右側のスカイチームエリートプラスでも利用できるラウンジのほうを少しばかり。
当然こちらも新しくできたばかりなので、とてもきれいです。
壁には中国の絵画が飾られていました。
ちゃんとシャワーもあるようです。
途中、Wi-Fi パスワードを受け取ることのできるカウンターがありましたのでパスワードを受け取り、ためしに接続してみましたが、やはり Google や SNS などは使えません。
「こんなの全然役に立たんわ!」と思って、AIS の Sim(Sim2fly)の Asia & Australia パッケージ(399THB)で接続しなおしました。
今回の旅では上海(中国)→香港→プノンペン(カンボジア)と移動しましたが、プノンペンだけがローミングサービスを利用できませんでした。
AIS の WEB PAGE ではカンボジアもローミング対象国になっていたのですが、いくら再起動させてもいっこうに電波をつかむことができなかったのです。
ただ上海と香港ではちゃんとつながり、また中国では Google も使えますので、このように複数国を移動する場合には、AIS または StarHub の Sim カードは非常に有用です。
さて、ラウンジの中をみてみましょう。
広さはさほどではなく、席数も多くありません。
これはサテライトのラウンジだからなのでしょう。
「Meal」
ホットミールもあり、まずまずの品揃え。
「Bar」
バーカウンターもあります。
「Noodle Bar」
最近どこのラウンジでも見かけるようになった Noodle Bar。
こちらのラウンジにもありました。
英語のメニューが見当たらず、どんな種類の麺があるのか尋ねたところ、ここでも中国語オンリー。
Wi-Fi だけでなく、ここでも中国にいることを思い知らされます。
ただ、こちらの麺は日本のラーメンみたいな味でおいしかったです。
ニンニクチップを入れると、どこかで食べたような気がする麺でした。
ボーディングパスには搭乗ゲートはG133となっていましたが、ラウンジを出るときに確認すると、G108に変更されていました。
「Aircraft/B738」
行きと同じ小型機材。
結構な搭乗率だったとは思いますが、隣席は空席となりラッキーでした。
ただ非常口席に近いシートだったので、リクライニングができないシート。
これはちょっとつらいです...
セーフティビデオは最初中国語のものが流れ、その後に英語のものが流れました。
定刻(14:45)よりも少し早い 14:39 にプッシュバックを開始しました。
その後、滑走路へ向かう途中で寝てしまい、気づいたときはシートベルトサインも消灯していました。
あとからチェックしてみたところ、浦東国際空港を離陸したのは 15:07 だったようです。
安定飛行になると、まずはボトル水が配られます。
ドリンクはこれだけのようです。
アルコールはもちろん、ジュースやコーヒー、お茶の用意すらないようです。
出るだけマシってところでしょうか。
「Meal Service」
続いてミールサービス。
味の薄い炒飯がメイン。全然おいしくないです。
このピーナッツもまた味がなく、湿気っているような食感でまったく良くないです。
久々につまらないだけでなく、しんどいなあとストレスを感じるフライト。
中国系航空会社のナローボディー機には、あまりいい印象はありません。
関西国際空港には 18:00 に着陸をして、定刻(18:30)よりも25分も早い 18:05 に到着しました。
天候は晴れ、気温は17℃。
日本もかなり秋らしい気温となってきました。