MAR/2021
スギ花粉症の舌下免疫療法をはじめて2年。
30年以上苦しんだスギ花粉症の症状が全く出なくなりました。
ヒノキ花粉には効果は高くないとのことでしたが、いくぶん症状がましになったような気がします。
桜でも見に行こう。
花粉症が酷かったときは、そんな気持ちになったことはありませんが、陽気と青空に誘われて出かけることにしました。
どうせなら今までに出かけたことがない場所がいい。
桜の名所「吉野山」へ行くことにしましょう。
「あさりうどん」
大阪阿倍野橋駅から出発することにしました。
早く駅に着いたので、少々手持ちぶさた。
立ち食いうどんでも食べることにします。
潮の香りを感じる出汁がどこか春らしい。
そして近鉄だけに鉄路つながる志摩の磯を想起させます。
「さくらライナー」
大阪阿倍野橋駅出発した理由は、この特急に乗るためです。
まさに吉野山へ花見に行くためのような特急です。
大阪阿倍野橋から吉野まで、約01時間20分で結びます。
「デラックスシート」
デラックスシートのある車両は、1-2の3列シートになっています。
あちらこちらに桜があしらわれています。
列車は、定刻どおり 08:40 に出発しました。
「河内から大和へ」
大和は大阪からは鉄壁。
大阪と奈良に立ちはだかる山々を見るたび思います。
唐が攻めてきてもこの生駒山地の防御線で都を守ることができる。
これ以外に大和に都が置かれた理由はあるまい。
そんなどうでもいいことを思いつつ、いつも車窓の風景を眺めています。
「二上山と桜」
いよいよ大和へ。
大和に入るとのどかな風景が広がります。
「壺阪山駅」
尺土、高田市、橿原神宮前と停車を重ね、吉野線へと入ります。
壺阪山駅のホーム横にある桜は満開です。
吉野川橋梁を渡ると、終着の吉野駅まではすぐです。
終着の吉野駅には、09:56 に到着しました。
「吉野ロープウェイ千本口駅」
山上まで徒歩ならば約20分とのこと。
体力温存とヒノキ花粉症対策のため、ケーブルカーを選択しました。
でもまあ450円というビミョーな値段設定です。
山上の吉野山駅まで約3分。
ケーブルカーから眺める桜を見ると、満開のものもちらほらあるものの、全体的には三分咲きから五分咲きといったところのようです。
駅を出ると、昭和レトロな観光地といった風情。
もちろん好きです。
日本一の桜の名所とされる吉野山。
吉野山の桜は御神木と崇められ、大切にされてきたため、これほどの規模となったようです。
また桜の種類は日本古来の品種「シロヤマザクラ」が多いとのこと。
「黒門」
金峯山寺の総門。
修験道者のような気分でくぐっていきます。
「銅の鳥居」
あちこちに桜があり、やはり日本一の桜の名所だなあと感嘆。
「金峯山寺仁王門」
ケーブルの山上駅から歩くこと約10分。
なかなかの威容を誇っており、いままさに聖域にたどりついたという感覚になります。
「蔵王堂」
吉野山のシンボルであり、修験道の総本山たる蔵王堂。
木造建築としては東大寺大仏殿に次ぐものであり、威風堂々とした様は圧巻です。
「韋駄天山から」
咲き誇る桜と蔵王堂。
今この時期しか見ることのできない景色なのでしょう。