JUL/2021
ちゃちゃいれマンデーという番組をご存知の方は、近畿ローカルまたは近畿地方になんらかの縁のある方でしょう。
以前、その番組で兵庫県特集をしていました。
「デカすぎるやろ!同じ兵庫でもこんなに違う」
兵庫県と一口にいっても、地域差が大きいということを面白おかしく紹介していました。
当然だと思います。
県民性というものがよく話題になりますが、この兵庫県に一体性などあるのでしょうか?
摂津、播磨、丹波、但馬、淡路。
旧令制国でいえば5か国に跨り、徳川幕藩体制においては10万石を超える大藩は姫路藩(15万石)のみでその他は中小の藩がそれぞれ盤踞するという状況だったので、生活スタイルや文化の一体性を求めるのは土台無理があると思われます。
また気候でいえば、北の日本海に面した地域は、夏は乾燥し、冬は水分を多く含んだ季節風により雨や雪が多いという日本海側気候であるのに対して、南の淡路島や瀬戸内海沿岸は、夏の季節風は四国山地に、冬の季節風は中国山地にさえぎられるために、一年を通して降水量は少ないという瀬戸内式気候。
このようにまったく異なります。
そんな兵庫県へ行く機会が多少増えました。
まずは丹波篠山へ。
「篠山城」
篠山藩の城下町であった篠山。
関ヶ原合戦の後、西国大名を動員した天下普請によって築かれたそうです。
日本100名城とやらにも選ばれているらしく、天守閣はないものの山深い篠山盆地に似つかわしくない立派さです。
「大書院」
篠山藩の公式行事などに使用されたという大書院。
「青山神社」
篠山を長く治めた青山家発展の礎を築いたとされる青山忠俊を祀った神社が城内にあります。
篠山城から東を望みます。
篠山街道を通じて亀岡、京都へと往来がありました。
「猪肉」
丹波篠山名物といえば猪肉。
ぼたん鍋はここ丹波篠山が発祥ともいわれています。
町中、いたるところで「猪肉」「ぼたん鍋」の文字を見かけます。
昔からここ篠山でぼたん鍋を食べてみたいと思ってます。
できれば暑い夏ではなく、冬の寒い時期に訪れて、本場の味を確かめてみたいです。
「河原町妻入商家群」
篠山城跡とその周囲にある旧武家町や旧商家町はよく保存がされていて「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。
ここ河原町は街道沿いに古い商家が建ち並び、往時の面影を偲ぶことができます。
近くのバス停は昭和の面影を色濃く残しています。
これはこれで大好きですね。
「篠山城南堀」
この堀には篠山城蓮という固有種があるとのこと。
7月中旬頃から8月初旬に見頃を迎え、夏の風物詩として親しまれているそうです。
はじめて訪れた丹波篠山を思いついたままに散策しました。
この篠山だけでなく、近いけれども訪れたことのないところがとても多い兵庫県。
ぼちぼちと巡っていきたいと思います。