MAR/2022
とある日の大阪本町コートヤードの朝食。
大阪湾に春を告げるというイカナゴの釘煮。
ようやく寒かった冬が終わり、春がやってきたと目だけでなく、舌でも感じる季節になりました。
「船場カレー」
大阪産の食材にこだわっていたこちらのホテルでは、以前にもまして大阪の食材だけでなく大阪の味へのこだわりに磨きがかかっていました。
「ミックスジュース」
船場にあった喫茶店「古禎」のレシピを復元したというミックスジュース。
昔ながらのミックスジュース。
甘くどこか切なく感じる味です。
このほか、浜揚げシラスやオニオンスライスなど、大阪だけでなく近畿地方の春の食卓におなじみのものが多々あり、嬉しくなりました。
ホテルの朝食で春の訪れを喜んだ後、外でも春の訪れを感じようと出かけることにしました。
桜が開花したというニュースが流れました。
写真教室の撮影実習で訪れたことのある毛馬の閘門へ行ってみることにしました。
大阪駅から守口車庫前行き(37番)のバスに乗って、毛馬橋で下車します。
大川沿いを歩いていくとほどなくして毛馬の閘門に到着。
旧淀川(大川)と新淀川との水量を調節する役割をする毛馬の閘門。
新しい閘門と旧閘門がありますが、桜の木がたくさんあるのは旧閘門のほう。
今はもう使われなくなった旧閘門。
かつては舟が通ったこの場所を、いまは歩いて通ることができます。
「眼鏡橋」
大正3年に架けられたという眼鏡橋。
桜のいいアクセントとなっているように思います。
淀川にかかる橋。
時折、阪急電車が走っていきます。
伊丹空港へと着陸していくルートになっていますので、ひっきりなしに飛行機がやってきます。
全体的には満開はまだ少し先といった様子でした。
そして1週間後。
再び訪れてみました。
ほぼ満開となっていました。
旧閘門から空を見上げると、青空と桜。
とてもきれいです。
圧巻。
桜の木の下で、楽しげにお花見をしている方たちも。
最高のお花見日和でしたので、さもありなん。
このような風景はとてもいいものだと思います。
そして気分はワインだなと、お気に入りの天三のフレンチスタンドへ。
「生カキのトマトコンカッセソース」
まずは冷えた白ワインとともに、生カキをいただきました。
「春の温野菜ソースタプナード」
ほんのりとした甘みのある春の野菜の風味をより豊かにするタプナードソース。
とてもよく合います。
「マナガツオのポワレ」
淡白な身とそれを見事な一皿へと昇華させるソースが良かったです。
「豚肩肉の低温ロースト リンゴとワサビのソース」
さっぱりとした爽やかなソース。
肉が軽やかに感じられます。
すっかり日も長くなりました。
それだけで嬉しくなる春です。