MAY/2019
空前の10連休となった2019年のゴールデンウィーク。
やらなければならない仕事がいくつかあり、10連休というわけにはいきませんでしたけれども、後半からは海外脱出組となりました。
CI マイルで、BKK までの特典ビジネスチケットを手に入れました。
BKK に到着後は、昨年と同様に SGN と行ったり来たりする予定です。
JL や NH だと、特典航空券はもちろん通常のチケットを手に入れることも難しかったようですけれども、こちらは日本人に嫌われ者のスカイチーム。そしてエメラルド会員というのも少しは作用したのでしょうか。
10連休になることが発表されてから暫くたっても、ビジネス特典航空券でさえ選び放題でした。
マイルの消費額も通常どおりの50,000マイルなので特別多いということもありませんでした。
仲の良い友人も行きたいと言いだしたので、一緒に行くことにしました。
彼は有償でエコノミーチケットを購入しましたが、7万円足らずだったそうです。
「スカイチームの CI だけどいいの?」
彼は JL と NH の修行を終えたばかりですけれども、修行を重ねる中で様々な航空会社を乗り比べていくうちに日系の機内サービスをいいと思えなくなったそうです。
多分に僕の影響もあるのでしょう。
そんな彼と KIX で出発前の高揚した気分をともにします。
「Aircraft/B744」
たしか予約をしたときは A333 だったはずでしたけれども、搭乗ゲートに駐機していたのはジャンボ。
座席数が足りなくなり、シップチェンジをしたのでしょうか。
なにしろ空前の10連休。
この B744 の座席数は、C61/Y314 と合計375席あり、A333(約300席)と比較すれば約20%増となっていますので、これでなんとか捌いているのかもしれません。
シップチェンジがあったことを知りませんでしたので座席再指定はしてなかったものの、いつもどおり前方旧ファーストクラスシートにアサインされました。
かつての豪華さは感じられるものの、A350 ビジネスクラス(Next Gen)のほうが快適なので好きですね。
「Welcome Drink/Charles de Cazanove Brut」
トレイの上にはソフトドリンクのみでしたけれども、いつもどおり Champagne をお願いをしました。
メールのやりとりをしているうちに出発をしていました。
定刻(19:05)よりも18分遅れの 19:23 に出発。
そして、19:38 に関西空港を北に向かって離陸しました。
「White Wine/Famille Perrin Reserve Côtes du Rhône Réserve Blanc(FR)」
まずはドリンクがサービスされます。
味が薄くてぼんやりとしているという印象。
「Fusion Cuisine」
続いてミールサービス。
洋食を選択しました。
個人的にはワインに合いそうなものを優先して選択しがちです。
ただこの CI の場合、路線によってはどの料理もワインに合いそうになく、選択に困る場合も多々あります。
「Starter/Chicken Terrine,Marinated Squid(鶏のテリーヌ、烏賊のマリネ)」
「Starter/Prawn and Herb Chicken with Garden Salad」
(ハーブチキンと海老のガーデンサラダ)
「Bread/Olive Ciabatta,Garlic Bread」
日系航空会社ではなぜか見かけないのが、この Garlic Bread。
これがない Western Cuisine なんて、仏つくって魂入れずだと思うんですけどね。
「Main Course/Stewed Beef in Red Wine Sauce with Fried Garlic Mashed Potatoes」
(ビーフシチュー 赤ワインソース)
味のほうはまあ可もなく不可もなく。
このほかの選択肢は次のとおりでした。
・Steamed Chicken in Rice Flour Sauce with Egg Fried Rice
「Red Wine/Catena Zapata Tilia Malbec,Mendoza(AR)」
ビーフにはまず間違いのない赤でしょう。
「Dessert」
デザートは2種類から選ぶことができます。
・Seasonal Fresh Fruits & Sweet Golden Potato Cake
・Häagen-Dazs Ice Cream
ケーキもハーゲンダッツもいらないので、フルーツだけをいただきます。
「Dessert/Seasonal Fresh Fruits」
日本搭載でしょうか。種類少なめです。
「Drink/Oolong Tea」
「Dynasty」
食後は機内誌 Dynasty を読んで過ごします。
「Dried Turnip Omelet」
いつも真っ先に読む台湾グルメの記事。
今回は大根オムレツ。
この大根オムレツは客家風のものと台湾風のものとでは、その料理法に大きな違いがあるといいます。
そして客家の人たちにとって、「干した大根」はとても重要な役割を果たすそうです。
より乾燥させたものが客家の人たちには好まれます。
そうしてより乾燥させた大根には塩気とかすかな甘みがあるそうで、そのためには強い太陽の光と穏やかな風とが必要とされるそうです。
客家の人たちがどれほど干し大根を好んでいるのかを紹介するエピソードが記事にありました。
生徒全員が客家の子供たちだったクラスでの話。
昼食時に50人の生徒が弁当箱を開けると、そのうち30-40人の弁当箱の中には大根オムレツが入っていたそうです。(筆者拙訳)
こんな話を読むと食べたくなってきます。
台湾の明かりが見えてきました。
このどこかで大根オムレツがきっと食べられていることでしょう。
搭乗機は新竹あたりまで南下をして、TPE へとアプローチをしていきます。
桃園国際空港には、21:26 に着陸をして、定刻(21:05)よりも約30分遅れの 21:34 に D9 ゲートに到着しました。
TPE 付近の天候は曇り、気温は20℃とのこと。
乗継便の搭乗予定時刻まで、あまり時間がないので急ぐことにしました。