APR/2019
歴史があり見どころも多いはずなのに、宿泊する観光客が47都道府県中46位というデータがあるらしい奈良県。
京都や大阪に近いのが禍しているという説もあるようです。
僕自身も紅葉の時期の吉野に宿泊したことはあるものの、奈良市に宿泊したことはありません。
そんな奈良県の奈良市に宿泊することにしました。
というのも、翌朝早くに王子近くで用事ができたためです。
京都からだと微妙に不便なんですよねぇ。
「猿沢の池と興福寺」
いつも昼間しか見たことのないこの景色。
夕暮れどきなんて実に新鮮です。
「タリカロ」
何を食べようかと考えて、評判の良いカレー屋を見つけました。
わざわざ奈良でカレーを食べる必要もないでしょうけど、好きだから仕方ありません。
お店に到着したのは開店約10分前。
店主はきっとインドかぶれなんだろうなと感じられる看板を見ながら待ちました。
何やら挑戦的なことが書かれています。
18:00ちょうどに開店。
もちろん1番に入店して、案内されたカウンター席に座ります。
「タリカロの極意」
辛さに対する注意点。
辛いものに慣れた人間には、まあ当たり前のことが書かれているだけと思います。
「夜のタリカロ・カリープレート」
待つこと約10-15分。
4種類のカレー、ヨーグルト、チキン、ライスなどが1つのプレートで提供されます。
カレーは辛い順に次のとおりとなっていました。
・辛口チキンカリー
・チキンキーマカリー(中辛)
・海老カリー (マイルド)
・ダール
どのカレーもおいしかったです。
スパイスも効いているし、辛さもなかなか。
チキンカリーと一緒に煮込まれているというチキンは、とても柔らかくてこれもまたおいしい。
ただ脅されるほどの辛さではありませんでした。
でも最近の日本人は子どものような味覚未発達のままの大人が増えてきましたから、これぐらい注意しておかないとダメなのかもしれません。
辛いのはダメ、寿司にわさびもダメ、辛子もいらない。
ビールは苦いから嫌い。
きのこ類はへんな匂いや味がするし、食感も気持ち悪い。
「肉食なんです!」というから一緒に焼肉屋へ行っても、ホルモンはダメ。ロースとカルビだけ。
何よりもふわとろな食感と甘いものが好き。
最近はこの手の輩が多いです。
だいたい好き嫌いある人間には、うまいまずいを言う資格はないと思ってますし、大の大人が嫌いな食べものをよけている姿はみっともないと感じます。
ちょっと愚痴が過ぎました…
「率川橋跡」
率川(いさかわ)と読むらしいですね。
春日山を源流として、万葉集にも登場する歴史ある川で奈良の人に親しまれていた川だそうです。
今は暗渠となり橋跡などの遺構が残っているのみですけれども、このあたりには古い建物も残っていて、いい雰囲気です。
「銭湯」
平成が終わり令和が始まる時代に、ポツンと昭和が残っていました。
「JR奈良駅」
こちらはいつの間にやら高架となり、すっかり近代的な駅に生まれ変わっていました。
「hostel&galleryGisgood」
JR奈良駅前にお洒落なホステルがありました。
「G IS GOOD COFFEE & BEER STAND」
ロビーは洒落たカフェバーとなっているようです。
まだまだホテルに帰るのが惜しいので、入ってみることにしました。
「ならまちエール」
ならまちで醸造されているというクラフトビールがありました。
白-haku-、玄-kuro-、ならまちエールの3種類。
エールにしましょう。
お酒や料理は、こうした苦みばしった Ale のおいしさをわかってくれる大人と楽しみたいものです。