JUL/2018
楽しみにしていた岡山での食事。
いつもどおり、どこかのお店を予約するでもなく、事前にだいたい目星をつけていたあたりを歩いてみることにしました。
西川緑道公園の緑が目にも涼しげに感じます。
1.らくだ
外観がなかなかよさげです。
お品書きを見てみると、地元の食材を使ったものも多いようです。
中に入ってみましょう。
残念ながら予約でいっぱいだそうです。
でも小一時間程度なら大丈夫とのこと。
少し悩みましたが、これも縁です。
軽く引っかけることにしました。
酷暑が続いていました。
まずは冷たい生ビールが飲みたいところ。
生ビールは、ヱビスとサッポロ黒ラベルの2種類があるとのことです。
サッポロ黒ラベルにしましょう。
「突出し」
品の良い3種類のものが運ばれてきました。
こちらをつまみながら、料理を待ちます。
「蝦蛄の酢味噌和え」
はじめて食べた蝦蛄の酢味噌和え。
酢味噌のさっぱりとした味わいが、夏にふさわしいですね。
さっと料理をいただき、約束の時間よりも少し早めに店を出ることにしました。
2.旬処うおらく
今度はゆっくりと腰を落ち着けて、食事を楽しむことのできるお店を見つけたいところです。
ホテルのスタッフに勧められたお店にも行ってみましたが、どうもピンとくるものがありません。
そんななかちょっと庶民的ながらも落ち着いた店構えのお店が目にとまりました。
玄関のガラスごしに中を覗いてみると、カウンターがあり先客が1人だけ。
暖簾をくぐることにしました。
「お造り盛合せ」
おまかせで、お造りの盛り合わせをお願いしました。
しまあじ、きんめ、マグロ、の3種類。
どれも脂が乗っていてとてもおいしいです。
マグロも単にマグロと言って出していただきましたが、かなりいい部分だと思いました。
「オコゼの煮付け」
地元の魚を焼くか煮付けにしていただきたいところです。
「今日は立派なオコゼが入ってるんですよ」
それにしましょう。
大ぶりなオコゼですが、けっして大味ではありません。
ごく上品な白身です。
その上品な白身の持ち味を台無しにしないように煮付けにされていました。
「大典白菊(岡山)」
備中は高梁のお酒です。
この大典白菊は、山田錦を使用したものと雄町を使用したものとがありました。
せっかくの岡山です。
ここはやはり「雄町」にしましょう。
さて、どんなお酒でしょうか。
うーん。いいですねえ。
米の旨みや甘みがしっかりとしているお酒です。
また雄町ならではの柔らかな香りとふくらみのある味わいが広がります。
たいへんバランスがよく、実にいいお酒だと感じました。
「穴きゅう」
そろそろ〆にしたいと思います。
ご飯ものとして、穴きゅうにしました。
こちらは少し平凡でしたね。
「オコゼの味噌汁」
先ほどいただいたオコゼの頭を味噌汁に入れていただきます。
オコゼからなんともいいダシが出て、とてもおいしかったです。
本日のメニューは魚の名前と値段が表示しているだけでとてもシンプルでした。
そして造りにするのか、焼くか、煮るかなどを選びます。
気さくな大将と相談しながら、どの魚をどのように調理していただくかを選ばれるといいのではないでしょうか。