AUG/2018
はじめての海外旅行は、ソ連→オーストリア→フランス→ソ連という約2週間のパッケージツアーでした。
当時16才、高校1年生。
今でこそ高校生の海外旅行や海外留学など、さほど特別感はなくなりましたが、その当時は海外というだけで高嶺の花。
近所で外国人を見ようものなら、それだけで話題になった時代です。
またプラザ合意前ですから、1USD=240円ほどしていました。
今なら考えられないレートです。
そんな時代にそんな旅行に出ることを、両親は許してくれました。
はじめて見たウィーンの街なみの美しさにいたく感動したのを覚えています。
今回、そんな思い出のウィーンの街を30年のときを超えて巡ってみました。
「Hotel Sacher Wien」
ザッハトルテで有名なホテルザッハーウィーン。
行列ができるときも多々あるとのことでしたが、この日は落ち着いていました。
「Kohlmarkt Street」
世界的な高級ブランドショップが立ち並ぶ Kohlmarkt Street。
奥のほうには、Imperial Palace (Hofburg)も見えます。
「Demel K. & K. Hofzuckerbäckerei」
はじめてザッハトルテを食べたのはホテルザッハーではなく、ここ Demel でした。
「Imperial Palace (Hofburg)」(ホーフブルク宮殿)
多分、街なみは当時とほとんど変わっていないのでしょう。すごいことだと思います。
当時、訪れた場所を再び歩いてみて、懐かしい思いにひたりました。
でも、もういいです。
今はもう、たくさんの観光客で溢れかえる場所は、とても疲れてしまいます。
「Trzesniewski 」
まち歩きをしていると、ひときわ賑わっているお店が目にとまりました。
お店の名前は日本語だとツェスニエフスキーと書かかれているものが多いです。
みんな小さなサンドイッチとこれまた小さなビールをテーブルの上に置いています。
お店の中に入ってみましょう。
おっー、すごい。お店の中はもっとたくさんの人で賑わっています。
「Viennese sandwich」
いろいろな種類のサンドイッチが並んでいます。
どれも一口か二口で食べられる小さなサイズのオープンサンドです。
ビールもいただきましょう。
ほとんどのお客さんは、 “Pfiff”(プフィフ)という 1/8ℓ のビールを飲んでいます。
この小さな “Pfiff” をオーダーして、小さなオープンサンドを食べるのが通っぽいそうです。
べつに通でなくてもいいので、大きなサイズのビールをオーダーしました。
とてもかわいくておいしいオープンサンドでした。
早朝に再びまち歩きをしました。
昼間たくさんいた人たちは、ほとんどいません。
「Opera Wiener Staatsoper & Hotel Sacher Wien」
「Donnerbrunnen」
「St. Stephen's Cathedral」
「Graben Street」
「Breguet Boutique Wien」
家の壁にこんな時計を飾ってみたいものです。
「Imperial Palace (Hofburg)」
思い出というものはとかく美化してしまいがちです。
しかし、いい思い出にだけにしておくには、もったいない街です。