AUG/2018
Buratislava から Vienna へは、バスではなく鉄道を利用します。
元鉄ですから、ヨーロッパの鉄道は今でも憧れなのです。
シェラトンホテルからブラチスラヴァ中央駅までは Tram で向かいました。
ホテルの最寄駅からブラチスラヴァの中央駅までは、7駅13分と時間もそんなにかかりません。
「ブラチスラヴァ中央駅」
これが1国の首都のメイン駅?と思ってしまうほど、ちっぽけで古くさい駅です。
郷愁を誘う駅の壁画。
冬に来なくてよかった...
こんな悲しげな絵をこんな薄暗い駅で見たら、きっと寂しくなるに違いありません。
チケットは事前に OBB の WEB PAGE から購入していました。
最初、GoEuro という WEB PAGE がヒットしました。
そこで表示された金額は17EURでした。
ヨーロッパのことはよくわからないので、それでもいいかなと思ったのですが、鉄道会社の公式ページも確認しておこうと思って訪ねたのが OBB(オーストリア国鉄)のページでした。
そこで検索をかけると、10.50EURと表示されました。
よく知らないサイトで購入するよりも正規料金のほうが安いんだったら、正規料金を選んだほうがいいなと思いました。
チケットは事前にPDFでダウンロードできます。
注意点としては、次の2点が記載されていました。
1.事前にPDFチケットをA4用紙にプリントアウトしてから乗車すること。
2.写真付きの ID を見せる必要があること。
ただ2番目の条件は検札の際に、何も要求されませんでした。
ちなみに、OBB の公式 WEB PAGE はこちらです。
ずいぶん余裕をもって来たので、出発時間まで40分以上あります。
何をして時間をつぶそうかと思っていると、こんな看板を見つけました。
上の階にはレストランがあるようです。
どんなものなのか見に行ってみましょう。
これがレストラン。
人けがありません。
やっているのでしょうか。中へ入ってみます。
おそらくビールの看板でしょう。
500mlで1.50EUR。やはり安いです。
中にはお店の人がいました。
オープンしているかどうかを尋ねると「食事もする?」と尋ね返されました。
おそらく食事の準備はまだなのでしょう。
「いや、ビールだけでいいよ」
「Bottled Beer か Tap Beer のどちらがいい?」
「じゃ、Tap Beer で」
メニューを見ることなく、オーダーが完了しました。
それにしても簡素なレストランです。
「Zlaty Bazant」
なかなかおいしいですね。
調べてみると Slovakia で、最大のビールメーカーのものらしいです。
ビールを飲んだので、列車に乗る前にトイレに行っておきましょう。
0.50EUR必要でした。
「REX S20」
プラットフォームに上がると、列車はすでに停車していました。
車両には OBB という表示がありますので、オーストリア国鉄の車両のようです。
架線はありますけれども、車両にはパンタグラフがありません。
このディーゼル機関車が牽引していくようです。
連結されている車両はすべて2等車です。
乗車率は50%ぐらいだったでしょうか。
始発ということもあり、席は選べました。
窓の横には、電源があります。
なかなか便利です。
定刻どおり、10:38 にブラチスラヴァ中央駅を出発しました。
のどかなスロバキアの景色が車窓を流れます。
すぐに検札の係員がやってきました。
紙にプリントアウトしたチケットを出すとスタンプを押されました。
「モラバ川」
スロバキアとオーストリアの国境となっているモラバ川を渡ります。
こんな小さな川が国境なんですね。
オーストリア側に入っても、車窓にはのどかな風景が広がります。
しばらくするとオーストリア国鉄の係員が検札にやってきました。
先ほどと同じようにプリントアウトしたチケットを渡すと、バーコードの部分を読み込ませています。
そして注意されました。
「ここよく見て!」
"Do not fold the ticketcode"
ポケットに無造作に突っ込んでいたので、紙が折れ曲がっていてコードをなかなか読み込めなかったのです。
「ごめんなさい」と謝っておきました。
「Wien Stadlau」
ウィーンにはいくつも駅があります。
終点のウィーン中央駅まで乗車いたします。
「Danube」
日本語ではドナウ川。
ここを渡れば終点のウィーン中央駅まではもうすぐです。
「Wien Hauptbahnhof」
終点のウィーン中央駅に到着しました。
定刻(10:43)どおりの到着でした。
ここからホテルまでは、地下鉄が便利なようです。