JUN/2020
前回からの続きです。
「岡本一銭屋」
ホテルでいただいた米子の地図を見ると、駄菓子屋さんが近くにあるようです。
懐かしの駄菓子屋。ぜひ行ってみたい。
到着すると外観はなんともレトロ。
看板がとてもいい味をだしています。
入口ではかわいいワンちゃんが店番をしていて心がなごみます。
店の中には、懐かしの駄菓子がぎっしり。
こういうのを見ると、なんだか嬉しくなってしまいますね。
「Nagcha Cafe 1801」
駄菓子屋さんから自転車で走り出すとすぐに良さげなお店が目にとまりました。
ながた茶店という老舗のお茶屋さんがはじめたというテイクアウト専門の和カフェです。
使用しているお茶は、子供が安心して飲めるお茶(Natural)というコンセプトのもと、化学合成農薬が付着しない栽培方法をしたものを極力使用しているとのこと。
いいですね。
「ほうじ茶ラテ」
メニューを見せていただくと煎茶やほうじ茶などのトラディショナルな日本茶とともに大山抹茶ラテや大山ほうじ茶ラテなどといった今風なものがあります。
ほうじ茶ラテが大好きです。
ほうじ茶の芳ばしい香りやさっぱりした味わいにミルクはとっても合うと思うのです。
思ったとおりの爽やかな味に大満足しました。
「吾左衛門鮓」
米子の名物は米子駅にあり。
インターネットを検索してみると、米子駅で販売されている鯖寿司がとても有名で人気があるとか。
行ってみましょう。
駅そば屋と駅弁屋を兼ねているようなお店がポツリ。
廻船問屋の船子たちが食べていた、お弁当から生まれたという吾左衛門鮓(鯖)。
昆布と一緒に食べるというスタイルの鯖寿司で、肉厚な鯖は駅弁にしてはなかなかのもの。
ただねぇ、すごくいいかと問われると言葉に詰まります。
1本2,000円となかなかいい値段がしましたけど、まあ良くも悪くも値段なりかなというところ。
個人的には穴子寿司のほうに興味がわきました。
「たこ八」
晩ごはんはこちらのお店へ。
事前にいくつかの候補へ予約の電話を入れたところ、すべて断わられました。
何かイベントでもあるのだろうか?と思いましたけど、こんな時期にあろうはずがありません。
やはり週末ということもあって、どのお店も外で食べたい人たちで賑わったのかもしれません。
しかしこれが大正解だったのです。
この日は2名で訪れましたので、いろいろなものを食べてみたいと思います。
「お通し」
ふと壁に掛けられている額を見ると…
八代亜紀も来たことがあるのでしょうか。
「お造り盛り合わせ」
とっても豪華な盛り合わせが出てきましたが、これで一人前です。
カンパチ、平目、中トロ、烏賊、鯛、イサキ炙り、赤貝、雲丹など。
どれもとても美味しかったです。
「大関(ぬる燗)」
まずはぬる燗をいただくことにしましょう。
いいお造りにビールではまったくの力不足。
また"粋"とはほど遠いです。
「冷しすまし」
茄子と山芋。
じゅんさいのつるっとした食感がいかにも夏を感じさせます。
「煮物/沖メバル」
やはり焼き魚か煮魚がいいなと。
本日のオススメの魚の中ではメバルが良さそう。
煮付けにはぴったりの魚です。
「一白水成/秋田」
冷酒にしましょう。
山陰の酒でピンとくるものがなく、安全牌を選びました。
「天ぷら盛り合わせ」
いつものおひとりさまではなく、この日は2人。
天ぷら盛り合わせなんて、いつもは絶対注文しないものを食べることができました。
「カンパチ」
そろそろ握っていただきましょう。
「栄螺」
コリコリとした食感がたまりません。
「赤貝」
「赤だし」
赤味噌に負けないだしのうまさがあり、とてもよかったです。
「おみやげ/海鮮太巻き」
とても気に入ったこのたこ八。
海鮮太巻きをテイクアウトすることにしました。
実にいいお店でした。
旅先でこうしたお店に当たると、それだけでその旅、その町の印象がとてもよくなると思うのです。
千鳥足にてホテルまで。
山陰屈指の繁華街とされる朝日町。
この界隈には古い街並みも残っています。
素晴らしい米子の夜となりました。