JAN/2024
スワンナプーム空港では、久しぶりに VAT リファンドの手続きをしました。
以前と同様にスワンナプーム空港の端っこにある VAT リファンドのための税関検査カウンターに並んだところ、購入額合計が20,000バーツまでならば、購入した商品の提示とその確認スタンプが不要になった旨の掲示がありました。
念のため、税関職員に確認したところ、掲示にあるとおりで、出国後の税金還付カウンターへ直接行けばいいとのことです。
これは朗報ですね。
CX チェックインカウンターで、KIX まで３枚のボーディングパスを受け取り、出国手続きに向かいました。
出国はプライオリティレーンのおかげで、スムーズにできたものの、問題は税金還付でした。
いまや多数の中国人たちがタイへ来るようになり、VAT 還付カウンターには行列ができるようになりました。
2019年以前と同様とまでは言いませんが、昨年とはかなり状況がかわりました。
待ち人数が多くなっただけではありません。
彼らは何かしら購入物品の数も多いようで、何枚も用紙を持っているのです。
かれこれ20分は待ったと思うのですが、行列に並びはじめたときにカウンターで手続きをしていた中国人夫婦は、僕の還付手続きの順番になってようやく還付金を受け取っていました。
還付金額は25,000バーツを超えていましたので、物品の購入額は、約360,000バーツ（税率は7％）でしょうか。
そりゃあ、彼らは時間をかける価値がありますね。
それに比べれば、こちらはたかだか800バーツ。
彼らからすれば、それっぽっちの金額にわざわざ並ぶ必要ある？と思うかもしれません。
実際、還付手続きに労力をかけるよりも、ラウンジでのんびり過ごしているほうが良かったと思いました。
せっかく行こうと思っていた QR ラウンジへ行くことができなかったのですから。
「Aircraft/A333」
搭乗ゲートは、G3 でした。
「Welcome Drink/Orange Juice」
機長からのアナウンスによれば、本日の飛行時間は２時間６分。
天気は良好で、概ね順調な飛行が期待されるとのことです。
定刻（08:20）どおりに出発をして滑走路へ。スワンナプーム国際空港を、08:48 に離陸しました。
「Breakfast」
巡航高度に達すると、朝食が提供されました。
「Starter/Seasonal fresh fruit」
パパイヤが固かったです。
「Yoghurt」
「Bread」
「Main Course/Braised e fu noodles with prawns, pak choy and carrots」
もう１つのオプションは次のとおりでした。
・ハーブオムレツ
「李錦記」
味変のために使うのは、半分以上を食してからというのをマイルールにしています。
「Red Wine/Château de Pitray, Bordeaux（FR）」
「東京物語/小津安二郎」
小津安二郎の映画をまた視聴しました。
今回は「東京物語」です。
尾道に住む年老いた老夫婦が、東京に住む子どもたちに会いに出かけるという話でした。
東京で診療所を営む長男、美容院を営む長女。
ともに忙しく両親の相手をする余裕がない中、親身に相手をしてくれたのは戦死した二男の妻だけだったという内容だとされています。
ただ長男も長女も両親を邪険などにはしておらず、それぞれの仕事が忙しく時間的な余裕がなかっただけだと感じました。
老夫婦もまた、そんな子どもたちを責めるなんてことはしていません。
時代はかわれど、親はいつでも子どもの最大最強の味方です。
僕はそうした子への親の愛を感じました。
そして、やはり面白いのは時代背景ですね。
熱海の旅館で大勢の宿泊客たちが夜通し麻雀に興じていて、その音がうるさくて眠れない場面があり、昭和の宿ってこんなんだったよなと思い出されました。
ところで麻雀が大衆に広まったのはいつ頃からなのでしょうか？
調べてみると、昭和になってからのようですね。
そして、昭和の20年代にもなると、皆こぞって夢中になっていた様子が窺われます。
また当時の鉄道の様子も興味深かったです。
当時の鉄道の待合室では、汽車の出発に合わせて待合室からホームへと案内されていたようです。
今のように改札からホームへは、自由に行くことができなかったのかもしれません。
実はこれと同じ光景を中国で見ました。
かれこれ15年ぐらい前でしょうか。
上海から蘇州へと向かう鉄道では、待合室で列車の到着を待ち、乗車する列車の出発時刻に合わせてホームへと案内されました。
このシステムは中国発祥なのか、日本発祥なのかはわかりません。
かわったシステムだなと中国で思ったことが、かつての日本でも同じシステムだったことを知り、とても面白く感じられました。
HKG には、11:57 に着陸をして、ゲートにはほぼ定刻（12:10）どおり、12:14 に到着しました。
天候は晴れ、気温は22℃。
香港特有の靄がかった空でした。
