AUG/2019
香港からラマ島へのショートトリップを楽しんできました。
香港の近くにはいくつか船で行くことのできる離島がありますけれども、ラマ島はランタオ島、香港島に次いで3番目に大きな島で、また香港の中心部から気軽に行ける島です。
ラマ島へは中環の4番ピアからフェリーが出ていますので、まずはそちらへ向かいます。
ラマ島には、榕樹湾(Yung Shue Wan)と索罟湾(Sok Kwu Wan)に港があり、それぞれの港へフェリーが出ています。
今回利用したのは、榕樹湾(Yung Shue Wan)行きのフェリーです。
改札前には売店がありますので、ここでちょっとした飲食物を購入することが可能です。
「自動改札」
ここでもオクトパスカードが利用できます。
乗船料は曜日によって異なり、この日は日曜日でしたので24.70HKDでした。
・17.80HKD(月〜土)
・24.70HKD(日)
フェリーは2層となっていました。
下層の空調がよく効いた席に座りましたけれども、上層デッキには外へ出られる席もありますので天気がよければ心地よい海の風にあたるのもいいかもしれません。
定刻どおり 10:30 に出発をしました。
ラマ島の榕樹湾までは約30分の乗船時間です。
高速船ということもあり、みるみる香港の街が遠ざかっていきます。
香港島を離れてしばらくするとラマ島が見えてきます。
「榕樹湾(Yung Shue Wan)」
到着したのはこちらの港。
桟橋にはたくさんの自転車が停められています。
このラマ島は自動車の乗り入れが禁止されていて、徒歩か自転車でしか島巡りをすることができないエコフレンドリーな島だそうです。
ちなみに「榕樹」とは英語で「Banyan tree」を意味するそうです。
あまり気がつきませんでしたが...
「榕樹湾(Yung Shue Wan)」
桟橋からてくてくと歩いていくと、少しにぎやかな通りへとたどりつきます。
通り沿いにはレストランが多く立ち並び、店頭の生簀から魚介類を選んで調理することも可能なスタイルとなっています。
香港で食べるよりも安く海鮮料理を食べられるといわれています。
せっかくですから、もう少し奥のほうまで歩いてみることにします。
洒落たカフェや雑貨店などもあり、欧米人と思われる人たちが多く利用していました。
「桟橋」
いくつかの家からは直接海へ出ることができるようになっていて、ちょっと伊根の舟屋のようだなあと感じました。
「天后廟」
ここラマ島の町はずれにも航海安全の神様「天后」を祀るお廟がありました。
この先もずっと道が続いていて、ビーチなどもあるようですけれども、天気もよくなかったのでこのあたりで引き返すことにしました。
「龍華海鮮酒家」
ちょうどお昼どきとなりましたので、1軒のレストランに入ることにしました。
もちろん海鮮中華をいただくことにします。
点心もいくつかありますので、飲茶を楽しむこともできます。
店内は素っ気なく、テーブルが4-5卓程度があるのみです。
メニューもありますけれども、生簀の食材を選んで調理法を伝える方式のほうが楽しそうです。
お店の女性は簡単な英語ができましたので、シーフードの値段と調理法を確認しながら注文をしました。
まずはお店のスタッフに勧められたアサリを炒めてもらいました。
「Sauteed Prawns with Spiced salt and Chili」
ビールにぴったりの辛さでおいしかったです。
こちらも生簀から魚を選んで調理してもらいました。
最後は揚州炒飯を。
洗練された味とはいえませんが、どの料理もおいしかったです。
このほか点心をいくつかとビールも結構飲みました。
それでいて800HKDちょっとでしたので、4人分の昼食代としては安かったですね。
このラマ島、別にこれといったものは何もありませんけれども、ちょっと気分をかえたいときにはいいのかもしれません。実に気軽に行ける離島でした。