AUG/2022
BKK からの帰りは、SGN と HAN で乗り継ぎをして帰国の途につきます。
本当は記事をアップするつもりはなかったのですが、いろいろとアクシデントがあり(失敗談)、今後同じルートをたどる方たちがいらっしゃれば参考になるかもしれないと思って、急遽アップすることにしました。
※そのため写真はほとんどなく、文字ばかりです。
お盆の BKK 旅行は、VN の WEB から直接購入をしました。
往路は、KIX→SGN→BKK という旅程。
帰路は、BKK→SGN→HAN→KIX と乗り継ぎ2回の旅程です。
2019年以前のように、SGN→KIX をデイリー運航をしていれば、このような旅程にはならなかったはずです。
それぞれの便名は次のとおりでした。
1.BKK(15:25)→SGN(17:05) …VN6800
2.SGN(19:30)→HAN(21:40)…VN262
3.HAN(00:20)→KIX(06:40)…VN330
お気づきのとおり、BKK→SGN(VN6800)はコードシェア便です。
パシフィックエアラインズ(BL)というはじめて利用する航空会社で、どうやら VN が親会社となっている LCC のようです。
あまり深く考えずにこのチケットを予約しましたが、あとになって面倒をいろいろ抱えた旅程だと気づくことになりました。
今振り返ると、当たり前のことだったと思えるのですが、予約時に全く気づけないなんてボケてるとしか言いようがありません。
そんな失敗談です。
BKK(スワンナプーム空港)に到着したのは、13時30分。
ボードでチェックインカウンターを探すと、VN のカウンターではなく、BL(パシフィックエアラインズ)のカウンターです。
あぁそうだった。LCC とのコードシェアだったとあらためて気がつきます。
Sky Priority レーンなんてものはなく、通常の列に並びます。
そして友人は大きなスーツケースを持っていたため、荷物を預けることにしました。
「SGN で荷物をいったん引き取って、VN カウンターで再びチェックインをする必要がありますよ」
スタッフにそのように告げられました。
コードシェアとはいえ、そのあたりはまだまだなんだなぁと感じました。
ラウンジのインビテーションもなかったので、プライオリティパスで利用可能な TK ラウンジに向かいました。
そこでふと気がつきます。
SGN で荷物をピックアップするということはベトナムにいったん入国しなくてはいけないじゃないか!
いやいや、そもそも SGN→HAN はベトナム国内線だから、入国しなければならないのは当然です。
今更ながら、そんなことに気がつきました。
面倒くさいチケットを買ってしまったものだ…
まぁ後悔してもはじまりません。
スムーズな入国と荷物のピックアップをすることを考えよう。
しかし、SGN からやってくるはずの飛行機が全くやってこないのです。
こんなときに限って…
普段ならば、乗り継げないなら乗り継げないで、最悪1泊してベトナムの雰囲気を楽しめばいいやと腹をくくったりもするのですが、出国72時間前検査が義務付けられているので、そう簡単に考えることができません。(2022年08月当時)
結局、出発したのは定刻(15:25)より約1時間遅れの 16:19 となりました。
機内では、LCC とはいえ機内食(ベトナム風エビヌードル)が提供されました。
テンポよく配られていくのは、見ていて気持ちがいいものです。
機長からのアナウンスでは、順調に飛行しているものの空港混雑のため、17時55分に到着する見込みとのことです。
次の国内線出発時刻は19時30分です。
入国審査→荷物の引き取り→ターミナル間移動をしなければならないことを考えると、すべてスムーズにいっても時間ぎりぎり、いやすでにアウトかもしれません。
降下中にもかかわらず、クルー呼び出しボタンを押して、事情を説明して最前列に移動させていただくことにしました。
到着したのはなんとバスゲート。
最前列に移動した意味はありませんでした。
しかし、クルーは私たちの状況を地上係員に伝えてくれて、係員の指示に従うようにと話してくれました。
入国審査では、私たち用に新たなブースを用意をしてくれて、スムーズな入国。
しかし肝心の荷物が全然出てきません。
プライオリティタグもなかったため、30分以上も待ちました。すでに19時10分です。
ターミナル間移動も考えると、国内線乗り継ぎ(19時30分発)には絶望的な時間です。
しかし、荷物を待ってる間にインターネットに接続して、VN のスケジュールを確認したところ、ほぼ大丈夫だと確信していました。
SGN→HAN は幹線であるため、次の便が30分後にあることがわかったのです。
過去に友人たちが乗り継げなかったときは、スムーズに次の便に振替をしてくれました。
もしその後続便が満席だったとしても、ここは VN の本拠地。
それこそ、Skyteam Elite Plus のステータスが効力を発揮してくれるでしょう。(と信じたい)
それに…
VN の国内線がオンタイムで出発するはずがあるわけないじゃないか。
何度も VN 国内線を利用してきましたが、オンタイムだったことなど、ほとんどないのです。
そんなことを考えながら、国内線ターミナルへと移動しました。
最初は早歩きだったものの、途中からはゆっくり歩いていきました。
VN のスカイプライオリティ用のチェックインカウンターに到着したのは、19時20分でした。
そこから陰性証明書の確認をはじめ、一連のチェックイン手続きを終えたのが19時30分。
すでに出発時刻ですが、手にしたボーディングパスは当初の予定便である VN262 のものでした。
ゲートに到着するとようやく搭乗手続きがはじまったところ。
ニヤリとしました。
やはり安定の Delay だったようです。
すっかり気持ちが楽になり、国内線でも提供された機内食をいただきました。
食後は無料のドリンクサービスの後、有料のバブルティーの販売がはじまります。
「飲んでみたい!」と思ったものの、カード不可、キャッシュのみ(VNDのみ) とのことで、諦めようとしたところ、前列に座っていた女のコがクルッとこちらに振り向きました。
「ご馳走しますよ」
えっ!?
「2つでいい?」
いえいえ、1つで十分です。
ありがたく好意に甘えることにしました。
甘さ控えめのおいしいバブルティー。
なにより女のコの好意が嬉しいです。
乗り継ぎ失敗の危機を乗り越えられた安堵感とともに、現地の人との出会いや温かなふれあいに旅の楽しさと素晴らしさをあらためて感じました。
クリスマスにはまたベトナムへ行きたいな。
そんなことを考えていると、HAN に到着。
天候は晴れ、気温は31℃。
バブルティーをご馳走してくれたベトナムの女のコにお礼を述べて、国際線ターミナルへと向かいます。
※搭乗記はありません