AUG/2018
昼間はいくら暑くても、夕方になるとかなり涼しさを感じられます。
昼間に観光客で溢れている場所をウロウロするなんて、やはり僕の性には合いません。
昼寝をたっぷりして、19時を過ぎてから出かけました。
「Film Festival 2018」(2018年の開催期間:6月30日〜9月2日)
ウィーンの夏の風物詩だというフィルムフェスティバル。
ウイーン市庁舎の前には大きなスクリーンが設置され、そのスクリーンに上映されるコンサートやオペラ・ダンス・バレエなどを鑑賞するというものらしいです。
ハリウッド映画とかを上映するのではないんですね...
とてもお上品です。
上映開始は、日没後というアバウトな時間の決め方。
「世界の味巡りスナックスタンド」(11:00〜24:00)
僕のお目当てはこちらです。
世界各地の料理を楽しめるスタンドが所狭しと立ち並んでいて、たくさんの人で大いに賑わっています。
こちらはシーフードの屋台。
スイーツの屋台もあったりします。
そしてビールスタンド。
いろいろなビールがあり、目移りしてしまいます。
Vienna Style Lager(Ottakringer Wiener Original)というものをいただきましょう。
あっさりとした飲み口。
たいへん飲みやすくて、おいしいです。
「じゃぱにーずすたいるラガーが1番!」という日本人には、ウケるビールだと思います。
上映はまだのようです。
でもお目当ては、Film ではなく、屋台でしたのでもう十分です。
さて、夕食に出かけましょう。
リンクを周回する Tram に乗って「Schwedenplatz」という電停で下車しました。
なにかアテがあったわけではありませんが、どこか賑やかな雰囲気がして楽しそうです。
「O boufés」
通りを歩いていると、1軒のレストランが目にとまりました。
テラス席には数組の先客がいて、ワインや料理を楽しんでいます。
雰囲気もなかなか良さげ。
インターネットで店の評価をチェックしてみたところ、結構いい評価です。
ここにしましょう。
とりあえずビールを注文して、メニューを見せていただきました。
料理の品数はそれほど多くはありません。
インターネットの評価を見ていると、ワインの品揃えがいいという口コミがあります。
ワインを飲みながら、料理をちょっとつまんでいこう。
そんなスタンスで臨むことにしました。
「Red Wine/Frettner 2013」
では、ワインをいただくことにしましょう。
サーバーに「赤ワインをグラスで」と伝えます。
「ワインリストから選びますか?それともおすすめをお伝えしてそこから選ばれますか?」
笑顔がかわいい女性です。
うん、ぜひおすすめを聞きたいですね(笑)
薦めてくれたのは、オーストリアの Burgenland 州のワイン。
あまり重すぎないものをとリクエストしたところ「こちらの Cabernet Flanc のワインはいかがですか?」とのこと。
「よければテイスティングをしてみてください」
しっかりとしたボディ感がありながら、すっきりとしていて軽やか。うん、いいですね。
「とても気に入りました。このワインにします」
「Mangalitza-mustard salad.mustard caviar.green onion-」
ハンガリーの国宝とされるマンガリッツァ豚。
脂肪が多く、その脂肪が上質なのが、マンガリッツァ豚の特長です。
その上質な脂肪は低温で溶けるため口当たりがよく、濃厚な赤身とともに味がいいことで知られています。
さて、実際はどうなんでしょう。
なるほど、たしかに脂のくどさは感じられずむしろさっぱりとした味わいです。
またソースが肉にとても合っていて、非常に上品な料理に仕上がっていました。
昼間は暑くても、夜になるとたいへん涼しくて過ごしやすいウィーンの夏。
少し酔いがまわり火照った頬に夜風があたり、とても気持ちがいいです。
大いに満足をして、お店を出ることにしました。