JUN/2019
1.咸興冷麺
冷麺でも食べたいと思って検索してヒットしたお店がこちら。
平壌冷麺と双璧をなす咸興冷麺のお店です。
平壌とともに咸興は冷麺の本場とされています。
平壌冷麺の特徴はムルレンミョン(水冷麺)であるのに対して、咸興冷麺の特徴はビビンネンミョン(混ぜ冷麺)とのこと。
まあ日本の焼肉屋でどちらも食べたことがあります。
水冷麺のほうが好みではありますけれども、本場の咸興のピビン冷麺を試してみましょう。
咸興冷麺というお店の名前のようですけれども、もちろん水冷麺も置いています。
「ビビンネンミョン、1つ」
Google 翻訳で韓国語を練習して、注文しました。
「육수(ユクス)」
まず注文をするとやかんとハサミが運ばれてきました。
やかんの中には入っているものは、なにやらスープのようです。
「육수(ユクス)」と呼ばれるカルビのあばら肉を煮込んだものだそうです。
「ピビンネンミョン(10,000KRW)」
ビビンネンミョンには、コチュジャンや酢などを合わせた辛いヤンニョムと肉、ゆで卵、きゅうりの千切りなどが麺に盛りつけられています。
周りの人の食べ方をまねて、麺をハサミで切り、よくかき混ぜていただくことにしました。
おいしい。
ただはじめはそれほどでもないと思っていた辛さですが、食べ続けていくうちに辛さで口の中が少々麻痺してきます。
顔からは汗がしたたり落ちはじめました。
大根の水キムチなどを食べて、辛さを抑えつつ完食しました。
2.永登浦市場で朝ごはん
ホテルからそう遠くないところに市場がありました。
市場の前には屋台があり、まだ夕方の早い時間帯でしたけれども1杯やっている人たちの姿が見られました。
こちらが永登浦市場。
市場の中にも屋台のようなお店がたくさんあり、すでにたくさんの人がお酒を飲んで盛り上がっています。
市場というよりも居酒屋といった様子。
この永登浦には場外馬券場もあるようですし、どこか日本のそうした町の雰囲気と似ています。
市場の隣には横丁がありました。
肉を売るお店や庶民的な食堂などが立ち並んでいます。
面白そうだったので、翌朝もまた出かけてみることにしました。
食堂となっているお店には、どこも大鍋がありなにやら煮込まれている様子。
見ていると、客の注文に応じて大鍋から小鍋にとって温め直すというよりもぐつぐつと煮込んでいます。
おいしそう…
ちょっといただいてみましょう。
お店の人に「これはなんのスープですか?」と英語で尋ねました。
英語はやはり通じませんね。
Google 翻訳すると、Pork だと返事がありました。
見ればわかりますけど、こうしたコミュニケーションが好きです。
「하나주세요(1つください)」
そう注文すると、にこやかにお店の中を指さされました。
スープだけを注文したつもりだったのですけれども、ご飯やらキムチやらがついてきて朝食セットのようになりました。
スープと思しきものは豚のいろいろな部位を入れて煮込まれているようです。
少し臓物くささを感じるものの、そう気になりません。
ご飯やキムチとともにスープを飲み干しました。
永登浦では特に何をするでもなく過ごしました。
気が向けば外を出歩き、疲れたらカフェに入ったり、ホテルに戻って昼寝をしたり。
そして夕方になると本格的に町へ繰り出します。
ふと空を見上げると、20時を過ぎても明るさが残っています。
日本と時差のない韓国。
日本よりも西にあり緯度も高いせいでしょう。
また日が落ちると涼しさを感じて、歩いていて気持ちがいいです。
夜になるにつれて賑やかになってきたこの町をもう少し歩いてみようと思います。