JAN/2022
熊本イン→鹿児島アウトという旅程を組み立ててました。
まずは伊丹空港へ。
JGC カウンターでチェックインをしようとしたところ、天草航空の運航なので天草航空カウンターでチェックインをしてほしいとのこと。
また1階に降りて、天草エアラインのチェックインカウンターを探しました。
「Aircraft/ATR42-600」
バスではありませんでしたが、ゲートからはいったん地上に降りて搭乗しました。
機内はこのとおり。
たった48席という座席数です。
機内誌は手づくり。
コスト削減が1番の理由だと思いますが、ほのぼのとした気持ちになります。
航路マップもまた手づくりです。
見どころが書かれていて、単なる地図を見るよりも面白いですし、これを片手に窓の外を眺めると、より楽しみが増すように思います。
「MIZOCA」
天草エアラインが保有する旅客機は、この MIZOCA 号のみらしいですね。
安定飛行になり、ジュースとお菓子が配られました。
ごく普通のサブレと甘いジュースでした。
「岡山上空」
冬なので空気が澄んでいるのでしょう。
地上がよく見えます。
高度が低いのも大きく影響していると思われます。
遠くに冠雪しているのは伯耆大山のようです。
周防灘上空から九州へとアプローチしていきます。
「由布岳」
反対側ならば雄大な阿蘇山が見えたに違いありません。
いったん有明海まで出て、左旋回をして KMJ に着陸しました。
空港到着後はレンタカーを利用して、熊本から鹿児島へと巡りたいと思います。
まずは熊本市内へと向かいます。
「くさは餅本舗」
藤崎宮表参道沿いにある甘味処を訪ねました。
いかにも昔ながらのお店なんだろうなと思わせる店構えです。
「ぜんざい」
ぜんざいを注文しました。
お餅は、九州産のもち米を使用し、「手づくり」と「無添加」にこだわっていらっしゃるとのこと。
昔ながらのお餅に心がなごみました。
夏はかき氷が有名のようです。
このあとホテル(ANAクラウンプラザ)にチェックインをして、夕食へと向かいました。
「熊本市電」
熊本市電に乗って繁華街へ。
交通系 IC カードを使えるので、小銭要らずですね。
「小大楼」
うかがったのはこちらのお寿司屋さん。
肥後六花(11,000円)という鮨会席のコースを予約していました。
「お造り」
まずは燗酒からいきましょう。
「馬刺し」
こちらはコースになかったのですが、お願いして出していただきました。
「茶碗蒸し」
「大吟醸箱入娘/繁枡(筑後八女)」
筑後を代表する酒どころ八女のお酒。
とても有名なお酒らしいですね。
お酒は金色の大層な箱に入れられています。
愛娘を育てるようにして造った大事なお酒を外から見えないようにという意味もあるらしいです。
味のほうは、大吟醸らしいきれいなボディとでも評せばいいでしょうか。
たしかに箱入り娘らしく大事に育てられたのでしょう。
ただ何もわかっていない箱入り娘よりも、ある程度、人生経験を重ねたほうが料理や話の相手にはいいように思うのです。
オヤジの痴れ言です。
見事に整えられた調理場。
まさに職人の仕事です。
仕事場にも美意識を持ち込んでいると感じます。
私のデスクまわりもこうありたいものです。
「握り/トロ炙り」
握りは8種ありました。
「握り/穴子」
最後は椀物とデザートまであり、なかなかボリュームある内容となっていました。
熊本城がライトアップされていました。
こういうのを見ると、お城のある町っていいなぁと思います。
翌日は熊本城の天守閣を少し見学して、熊本を出発しました。
九州自動車道で鹿児島を目指します。
「かしわそば」
昼食は人吉で。
熊本から鹿児島へのちょうど中間あたりです。
有名な鰻屋にも心惹かれましたが、あっさり軽めにしようと蕎麦屋へ行くことにしました。
人吉インターチェンジからほど近い蕎麦屋。
選んだのはかしわそば。
とてもおいしいものでした。
昼食後は再び九州自動車道で鹿児島に向かいます。
途中、妙見温泉にある妙見石原荘という旅館にに立ち寄り、日帰り入浴をさせていただきました。
源泉55℃のかけ流し。
お湯が濃い。
そう感じるのは単なる思いこみでしょうか。
人も少なくて、とても良かったです。
湯上がりに飲むお水がとてもおいしいと感じました。
身体も温まりましたので、さあ鹿児島へ。
「平田屋」
鹿児島へ来た目的の1つはここ平田屋のぢゃんぼ餅です。
機内誌(JL?NH?)がきっかけでした。
鹿児島の人たちは、夏になると磯の海水浴場へ行き、そこでぢゃんぼ餅を食べる。
そんな内容だったと思います。
それを読んでからというもの、次に鹿児島へ行ったときは絶対に食べようと思っていました。
そして磯にやってきました。
座敷に上がらせていただき、ぢゃんぼ餅を注文しました。
まったりとした時間が流れます。
そして念願のぢゃんぼ餅がやってきました。
ほう、これか。
頬張ると、なんとも素朴な味わいが口に広がります。
ほんのりとした甘さと芳ばしさ。
これだったのか…
そして目の前には桜島。
このシチュエーションで食べるというのが、たまらなくいいと思いました。
余韻とともに磯の海岸を歩きました。
快晴ではなかったものの、錦江湾越しの桜島はとても雄大で見応えがありました。
「JL2404」
離陸後、旋回をすると、鹿児島空港と桜島がきれいに見えました。
絵になる素晴らしい景色です。