APR/2017
到着ゲートは D4 でした。
BKK 行きの CI835 は A9 でしたので、乗り継ぎのセキュリティチェック後は、スカイシャトルで第1ターミナルへと移動しました。
そして T1 にある V1 ラウンジへ。
パラゴン/エメラルド専用エリアでは、メニューからのオーダー式の食事はパスさせていただきました。
ブッフェから少しつまませていただきます。
Provencal Beef Stew と Smoked Salmon をいただきました。
ビーフシチューは、なにがどうプロバンス風なのかよくわかりませんが、ビーフごろごろで良かったです。
搭乗ゲートは A9 です。
既に優先搭乗が始まっていましたので、SKY PRIORITY レーンから搭乗しました。
この CI835 での食事は、フルーツミールをオーダーしていました。
KIX では、CI835 は満席なので、フルーツミールのオーダーをキャンセルすればアップグレードされるかもしれないと教えてくれました。もちろん「じゃあフルーツミールをキャンセルします」と返答しました。
そんなやりとりがあったので、インボラを期待して搭乗ゲートに向かいました。
が、何事もなくグリーンランプが点灯して普通にエコ席。
特別食をオーダーしている搭乗客にクルーがオーダーの確認にまわりますが、僕のところへもやってきました。
「フルーツミールをオーダーしていますよね?」
一瞬、間を置いて「ええ」。
ああ、伝達漏れやないか...
いまさらどうあがいても無駄なので、おとなしくフルーツミールをいただくことにしました。
そして、機内は本当にド満席。隣席には台湾人の若者グループが着席しました。
切なさを感じるフルーツミール。
何も聞いてなかったらなんとも思わなかったのでしょうけど、さんざん期待した後だったので切なさが募ります。
おやつは初めて見るクラッカーでした。
ビールをお願いして、おつまみにしていただきました。
気を取り直して、映画でも見ましょう。
選んだのは「Allied 」
Brad Pitt と Marion Cotillard が出ています。
Brad Pitt がアメリカの秘密諜報員、Marion Cotillard がフランスレジスタンスの工作員という役柄。
まあ後味の悪い映画でした。
同じ Brad Pitt の映画だと、Seven 以来の後味の悪さ。
Seven が上映された当時、その後味の悪さを受け入れることができませんでした。
「なんやこれ、こんな感じ悪い映画を見せられて、そのうえ金までとられるのか」と感じたのを覚えています。
今では、世の中すごい理不尽なことも多々起こりうるということを知るようになりました。
話は Allied でした。
後味は悪いものの、でも世の中そんなこともあるし、時代もそんな時代だった。
そんな時代に必死に生きようとした Marion Cotillard 演じるマリアンヌの行動は悲しいけれども、それゆえにその美しさが際立っていると思うのです。
このほか映画の中で、ロンドン空襲の中での出産シーンがあり、それがとても美しく、人の逞しさを感じました。
この映画の白眉だと思います。
ただこの映画も、マリアンヌという邦題はどうなんでしょう?
たしかにマリアンヌを中心にまわる映画だけど、この映画の切なさを伝えるためには Allied のままにしておかないといけないでしょう。
映画を見終えると、既にインドシナ半島に入りラオス上空を飛行していました。バンコクまであと1時間ちょっとの距離です。
そして、ウボンラチャタニーあたりで、機長からのアナウンス。
到着地の天候は晴れ、気温は35℃とのこと。
今まさに、暑季真っ只中のバンコク。
BKK には、定刻より37分遅れて、16:37 に到着しました。