JAN/2018
さて、お楽しみの大津での晩ごはん。
この日は割烹料理にすることに決めていました。
宿の近くにある「ゆう介」というお店に出かけてみました。
店内に入るとカウンター席が目に入りました。
カウンター席の先客は2名のみで、ほかの席は空いています。
1人だと伝えたところ、大丈夫なようですぐに席に案内されました。
「突出し/白魚」
とりあえず生ビール(アサヒ)を注文しました。
まずは突出し。
これを肴にして料理を待ちます。
「お造り/盛り合わせ」
少なめにしてくださいとお願いをして出てきたのがこちらの4種盛り。
弾力に溢れている分厚いてっさが秀逸でした。
歯ごたえも上々で、ふぐの繊細で上品な味が口の中に広がります。
生ウニもいいですねえ。
とても新鮮で風味が豊か。
どれもとてもおいしかったです
「くもこ焼き」
非常に大ぶりなくもこです。
味はたいへん濃厚。
今まさに旬の素晴らしい味です。
魯山人ゆかりの湖北の酒蔵「富田酒造」の酒「七本槍」にしましょう。
北国街道の宿場町であった湖北木之本にあるその酒蔵へは、雪の降りしきる中を訪れたことがあります。
最近では、地元栽培米や地元近江の酒米による酒造りに力を入れるとともに、あまり米を磨きすぎないお酒など個性的な酒造りに取り組んでいるとして話題の酒蔵です。
さてさてどんなものでしょうか。
うん、コクとキレのある辛口のお酒です。
どちらかというと昔ながらのいいお酒だと感じました。
「すっぽん小鍋」
カニスキやてっちりと違い、まる鍋は料理人の腕が問われる部分が大きいと思います。
鍋には生姜の効いた上品なダシが張られています。
すっぽんの身をいただきましょう。
野趣に溢れていて力強さを感じるその身には、臭みや悪いくせなどまったくありません。
抜群に旨いです。
「ひやむぎ」
〆にはこちらを選びました。
冷たいものだけでなく「温かくしても出せますよ」とのことなので、温かいひやむぎにしていただきました。
だしがとても優しくておいしかったです。
いい料理、いいお店でした。
大津の和食はなかなかのレベルにあると思います。
それでいて京都よりも値打ちに食べられるような気がするのです。
とても美味しかったことを店主に伝えてお店を出ました。
お店の外に出ると、京阪の石山坂本線。
このあたりは路面を走っていてとても風情があります。
週末大津もお気に入りとなりました。