JUN/2018
1.裕成水果行
台湾の夏といえばマンゴーかき氷という人もいるでしょう。
個人的には、さほど興味はありません。
それにいくら人気のお店だとしても、並ぶなんて絶対いやです。
ただおひとりさまならば、そんな生き方、旅の仕方でよくても、グループだとそういうわけにはいきません。
仕方ない、つき合いましょう。
台南にはいくつか有名なお店があり、莉莉水果店というところへは以前に行ったことがあります。
今回は超有名店の裕成水果行へ行ってみることにしました。
こちらのお店のマンゴーかき氷は、愛文マンゴーの収穫期である4月から9月頃までしか食べることができないそうです。
でも超有名店ということは、かなり並ばないといけないんだろうか...
「るるぶ」とか「ことりっぷ」なんかを持ってる日本人がたくさんいたらやだなあ。
そんな不安を抱えつつお店へ向かいました。
店頭には色鮮やかなマンゴー。
黄色じゃなく、ピンクです。
店頭には人が少し並んではいるものの、恐れていたほどではありません。
お店の人に3人だと人数を告げると「大丈夫、でも少しだけ待って」とのことです。
まず店頭でオーダーを先にしました。
しばらくするとお店の方が、空いたテーブルへ案内をしてくれて無事に座ることができました。
「芒果冰」
お待ちかねのマンゴーかき氷がやってきました。
でもちょっと盛り過ぎだよ…
こんなたくさん食べられるわけないじゃない。
2人で1つぐらいがちょうど良さそうな量です。
僕はオーダーしませんでしたから、友人のかき氷を少しわけてもらいました。
やはりマンゴーは抜群においしいですね。
今まさに旬なのでしょう。
氷は滑らかさに欠けるのは、致し方ないのかもしれません。
マンゴーを冷たくおいしく食べるために、氷を一緒に口に運ぶ。
そんな感じでいいのかなと思いました。
マンゴーかき氷というよりは、かき氷付きのマンゴー。
氷は残すぐらいでちょうどいい、そう感じました。
「西瓜」
大好きな西瓜。でもちょっと甘みが足りないように感じました。
ただ酷暑ともいうべきこの台南の昼下がりには、西瓜のもつ瑞々しさは何者にも替え難いものがあります。
「トマト」
昔懐かしいトマトの味がしました。
ずっしりとした肉感があり、なかなかいいです。
人気のマンゴーはもちろんのこと、フルーツショップだけあって様々なフルーツを選べるのが楽しいです。
また人気のお店らしいですけれども、お店の方の対応も丁寧でとてもいい印象を持ちました。
行く前はごねてましたけど、行って良かったお店でした。
2.神農街
むかしは「北勢街」と呼ばれていた神農街。
海安路にある水仙宮からから西へ300m程だけの小さな通りです。
この通りの奥に、神農氏を祀る「廟」があるため「神農街」と呼ばれています。
清朝時代や日本統治時代の古い建物がたくさん残っており、カフェやギャラリー、雑貨屋などが立ち並んでいます。
日が落ちてからは暑さもやわらぎましたので、そぞろ歩きを楽しみました。
古い町並みに灯りがともると素敵な雰囲気。
通りにあるお店で気になるところがあれば、中をのぞかせていただきながらゆっくりと歩きました。
住所の表示板も木製で雰囲気があります。
こちらはたぶんカフェだと思います。
ふと振り返って見上げると、古い町並みにランタンの灯り。
風情があってとてもいいです。
古民家を改装したレストランなどがもっとたくさんあればいいのでしょうけどね。
素敵な町並みの神農街でした。