APR/2021
大阪からの日帰り旅。
今回は和歌山へ行くことにしました。
フェアフィールドから南海のなんば駅へ。
徒歩5分ほどなのでとても便利です。
「和歌山観光きっぷ」
和歌山までの往復割引乗車券はもちろんのこと、和歌山バス1日フリー乗車券や各種割引を受けることのできる切符です。
こちらの切符をなんば駅で購入して、特急サザンに乗り込みます。
和歌山寄りの車両が指定席車両となっています。
中はガラガラ。
おそらく4-5人の利用しかなかったと思われます。
定刻 09:10 に出発をして、大阪市内は新今宮、天下茶屋と停車。
しばらくして大和川を渡ると泉州堺。
堺と聞いて思い浮かぶのは、やはり昭和の漫才師「横山やすし」です。
泉州をひた走り岸和田、泉佐野と停車。
関空へと向かう空港線は分岐していきます。
関空へ行かなくなってかれこれ1年です。
和泉山脈を越え、紀の川を渡るとすぐに和歌山市駅に到着。
「和歌山市駅」
おそらく30年ぶりに和歌山市へやってきました。
近畿2府4県というものの京都に住む人間にとって和歌山県はとても遠い場所。
そもそも畿内(城、和、摂、河、泉)ではなかったという意識もどこかにあるような気がします。
これは兵庫県の大部分や滋賀県、わが京都府の両丹地区にも言えることです。
同じ近畿地方でありながら、どこか距離を感じるところです。
まずは和歌山市駅前から和歌浦口行きのバス(13番)に乗りました。
律儀に各停留所ごとに停まっていきます。
別にええんちゃうんかなあ。
バスに乗りたいと思うならば、その意思表示をする。
意思表示しないなら停まらない。
それでいいと思うんですけどね。
「明光通り」
和歌浦口というバス停で降り、明光通りというレトロ感たっぷりの商店街を歩いていきました。
今はもう営業していないお店もたくさんあるものの、激シブな通りでした。
「和歌浦」
名勝和歌浦。
万葉集にも詠まれた歴史ある景勝地。
どこがだよ…
歴史は流れ、なんの変哲もない場所になってました。
「不老橋」
こちらは江戸時代の架橋されたもの。
こんなのが名所だなんて、ちょいとショボすぎやしませんか。
「和歌の浦アート・キューブ」
橋の隣には立派な芸術文化施設。
洒落た建築でいいですね。
2階にはカフェがありました。
「鹽竈(しおがま)神社」
バス停の横にあった神社。
安産や子授けの神様とされているそうで、胎内を想起させるのであろう洞窟内にご神体が鎮座していました。
また和歌山バスに乗って、中心部へ向かいます。
「ぶらくり丁」
やってきたのは和歌山の繁華街「ぶらくり丁」。
かつて人の頭しか見えないほどでまっすぐ歩けないとまでいわれたほど賑わったという繁華街だそうですが、ご多分に漏れず、シャッターが多く、道行く人も少なく閑散としていました。
ランチはお寿司と決めていました。
目星をつけていたお店は臨時休業。
かわりのお店を探してみるものの、お昼から開いているお店がとても少なく苦戦しました。
「きし田」
「ちらしセット」
お昼はセットメニューしかないとのこと。
このご時世のせいかもしれませんが、つまらないですねぇ。
寿司セット、ちらしセット、お造りセットとある中、ちらしセットを選択。
「黒牛 純米生原酒/紀伊」
せっかくなので地酒もいただきました。
「天ぷら盛り合わせ」
「茶碗蒸し」
炙った穴子がとても良かったです。
「赤だし」
ちらしセットは1,620円(税込)と良心的な価格でしたが、やはりおつまみからゆっくりと始めるのが好きです。
さて、1番の目的である和歌山城へ向かうことにしましょうか。
「紀陽銀行のポスター」
どこかで見た顔だなと思ってよく見たら川田裕美アナじゃないですか。
出身は大阪だけど、和歌山大学出身というところが和歌山ゆかりとされているようです。
京都出身じゃないけど、立命館大学出身ということで京都市のPR大使を務めている倉木麻衣みたいなものでしょうか。
新人OLぽくないという直感は当たりましたね。笑
「和歌山城」
虎伏山に築城されたというお城は、想像していたよりも大きく思えました。
さすが徳川御三家の1つであった紀州徳川家の居城というべきでしょうか。
「わかやま歴史館」
和歌山城の入口近くにあった歴史館に立ち寄ってみました。
1階は和歌山市観光土産品センターと和歌山市観光案内所があり、2階は歴史展示室となっています。
好きな古地図を眺め、現在の地図と重ね合わせて想像をふくらませます。
また紀州藩領は、現在の和歌山県全域と三重県の南部にまたがっていたことがわかりました。
さきほど訪れた和歌浦には、こんなエレベーターもあったそうです。
ある意味、絶叫マシーンより怖いです。
ひとしきり見学をしていざ天守閣へと向かいます。
「御橋廊下」
藩主の生活スペースとである二の丸と庭園のある西の丸を結んでいます。
かつては藩主とお付きの者だけが通ることを許されたという廊下橋。
御橋廊下から望む天守閣。
階段を登っていき、天守閣入口に到着。
散り初め。
花の盛りはすでに過ぎていました。
満開のときならば映えたかもしれませんが、散り初めであったとしても、これもまた一興です。
「天守閣からの眺め」
西の方角には紀淡海峡。
こんどは港町加太へ行ってみたいと思っています。