MAY/2021
懐かしい思い出にあふれた鳥羽を後にします。
帰りは近鉄ではなくJR参宮線で伊勢市まで向かうことにします。
JR参宮線は近鉄と違い海沿いを走ります。
途中、池の浦シーサイドという撮り鉄にとても有名な場所を通るなど車窓の風景も楽しめるのがいいですね。
伊勢市駅で下車をして、しんみち商店街へ。
お目当ての居酒屋がこの先にあるのです。
結構長く続くアーケードをてくてくと歩いて行きます。
「一月家」
伊勢に名居酒屋あり。
全国にその名を馳せる居酒屋。
いかにも太田和彦氏好みだなあと思っていたら、きっちりと訪れており、テレビ番組でも紹介されていたようです。
この5月でも玄関にはもちろんしめ縄。
伊勢らしいと感じます。
さあ店内へ入ってみましょう。
まず目に入るのは大きなメニューボード。
なんとも粋!
事前に写真でも見ていましたが、この年季の入った感じがとてもお店の雰囲気に合っています。
はて、どこへ座ろうかと思案します。
というのも、14時開店のところ、14時10分過ぎに訪れてこの客の入りなのです。
なんともいいですね。
では、ひとまずは白鷹を燗でいただきましょう。
さて料理の注文はと。
周りの様子を見ていますと、どうやら紙に書いて手渡すようです。
「いわし酢」
初夏となり、こうした酢のものがありがたく感じられるようとなりました。
「いかさしみ」
この食感と淡白さが清酒に合いますね。
ビールやワインではまったくダメ。ウイスキーソーダなどもってのほかです。
「麦焼酎」
たしか二階堂だったと思います。
昼から2軒目なので、焼酎で逃げ切りを図ります。
「たまご焼」
少し甘めのたまご焼。
今日、この店限りでアリにしましょう。
「カレーライス」
〆に注文する人も多いという名物のカレーライス。
煮込まれたカレーはなかなかの実力者。
小さめの食べきりサイズなのも酒呑みには嬉しいところです。
料金は一切表示されておらず「おまかせ」となりますが、たいへん良心的な価格であったことを申し添えておきます。
ほろ酔い気分での帰り道。
途中にあったお店で、かちかちアイスソフトを購入。
伊勢のソウルフードとありましたが、ほんまかいなと。
「へんば餅」
外宮前の参道でいつものお餅とお茶をお土産に買い求めて、大人の修学旅行は終了。
「スマックゴールド」
クリームソーダ?味のご当地ドリンク。
これを帰りの旅のお供にしましょうか。
再び近鉄特急に乗り、帰路につきます。
楽しかった伊勢志摩。
大人になっても楽しめるところです。