JUN/2021
山陽新幹線の週末直前割を利用しての週末岡山旅がお気に入りです。
新大阪から岡山までわずか3,900円、約01時間20分と、とてもお手頃に異文化圏「中国地方」に行けます。
「岡ビル」
昭和な雰囲気を色濃く残す小売店が集積しているビルへ行ってみました。
中に入ってみると、よくある公設市場という感じです。
生鮮品や惣菜、乾物などの食品のほか、調理器具や食器、理容などのお店もあり、雑多ながらも地域生活に密着していることを窺い知ることができます。
「コーヒー亭」
こちらもよく市場内にある喫茶店。
ゲイシャも扱ってるの?
これは当たりかもしれない。
そう思って入ってみることにしました。
「ぼっけぇコーヒー」
ぼっけぇコーヒーなるものがあり、一粒ずつハンドピックで、不良品の欠点豆を取り除いた、コーヒー豆だそうです。
実際、店主だと思われる方が、ずっとその作業をされていたのが印象的でした。
とても豆にこだわっていらっしゃることがわかります。
フレンチローストをいただきましたが、深煎りながら苦味はまろやか。
コーヒーを飲んだあと、水を口に含むとなんともいえない甘さを感じるおいしいコーヒーでした。
「天満屋」
地のデパートが好きです。
岡山ならばもちろん天満屋。
「てんちか」と呼ばれるデパ地下。
岡山駅前には髙島屋がありますけど、圧倒的に天満屋の勝ちですね。
品揃えもさることながら、飲食店などもいくつもあり賑やかですし、雰囲気もとても楽しげ。
こちらでいくつかお土産を買い出しすることにしました。
雄町米の雫酒、だし醤油、天満屋饅頭。
ご当地ものを手に入れることができて満足でした。
「おかでんチャギントン」
2019年03月に走り出したというチャギントン。
乗ってみようとは思いませんが、この愛らしい車体が市内を実走している姿は見ものです。
ホテルでの昼寝は欠かせません。
だいたいあちこち出かけるのは趣味ではありませんので、ランチのあとは部屋で休養。
たっぷり睡眠をとって、シャワーを浴びて夕食に出かけることにします。
「西川」
清涼感のある風景。
無味乾燥とした岡山の市街地にあるオアシスといった雰囲気です。
「いちえ」
本日はこちらの寿司屋さんで夕食を頂くことにしました。
まずは生ビール。
暑くなると、冷えたビールはたまりません。
「お造り盛り合わせ」
太刀魚焼霜、鯵、鱧。
どれも初夏らしいものばかり。
なかでも鯵はほんのりとした甘みもあり、とてもおいしかったです。
「清酒/多賀治 純米大吟醸(備中児島)」
きりっと冷えた清酒が飲みたい。
いくつかあるなか地のものは1種類だけのようです。
香りはフレッシュながらも、あまり主張をせず抑え気味。
やわらかで甘美な米の旨みを感じられます。
純米大吟醸ですけれども、これならば食中酒としても楽しめます。
「水なす」
大好きな水なす。
「水なすがある」というのは、日本の夏のいいところの1つです。
「稚鮎の塩焼き」
これもまたなんとも素晴らしい日本の夏の味。
こちらも日本の夏のいいところに加えねばならないでしょう。
ほろ苦さ、身の甘み、そしてなんとも儚くも美しい見た目。
こんなとても小さな鮎に、日本の食の美意識が詰まっています。
「清酒/燦然 本醸造(備中玉島)」
華やかな冷酒はもういりません。
どっしりとした懐の深い清酒を燗にして酔いたいと思います。
「にし貝つぼ焼き」
この時期、とてもおいしいからと勧められたのがこちらのにし貝。
なにはともあれ酒の肴にもってこい。
「握り/ヤリイカ」
ちょっとつまみで飛ばし過ぎた感じですが、せっかくの岡山です。
おまかせ10貫握りをお願いしました。
「握り/小鯛」
先日の敦賀のものよりおいしかったです。
「握り/ままかり」
ご当地もののままかり。
「握り/車海老」
「握り/煮穴子」
とても良かったです。
岡山らしさを前面に出してはいないけど、岡山らしさを感じられる食材も多々。
いいお店というのは、このようにしれっとしているものだと思うのです。
そしてとてもお値打ちでした。
また来ようと思います。
「烏城夜景」
夜の散歩とばかりに烏城へと向かいます。
徒歩で10分ばかり。
夜の烏城もいいものです。